三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

「寒さの質」の違い

2010年02月01日 08時38分22秒 | Weblog

間に先週末の土日の一時帰還をはさんで
都合2週間にわたっての取材ツアーから昨日夜、帰還しました。
南は愛知県名古屋近郊から、北は青森県青森市まで
途中、東京や仙台など2日程度の滞在はありましたが、
ほぼクルマや新幹線など、移動に次ぐ移動。
このように集中して取材活動をすると、情報も一気に集約されて
いろいろな意味で現在状況というものが見えてくる。
もちろん、よくわからないこともより大きくなってくるのですが、
それでも、現在位置の把握にはもっともいいと思います。
住宅を巡る技術の現在状況や、ユーザーの各地域ごとの違いなど
いろいろな視点が見えてくるものなので、
大いに仕事に役立つと思います。
まぁ、それとなんといっても、
各地域の気候の違いには、いまさらながらびっくりしますね(笑)。
北海道にいると、自分のところが少なくとも寒さでは一番と思っていますが、どっこい、体感的には超える地域もありますね。
また、それぞれの地域で「寒さの質」に違いがある。
基本的には気温の違いが決定的なんだけれど、それとも違う要因がある。
風の向きや、その温度による違い、
冬場の晴天率による違い。
気温と、太陽輻射熱との関係についての体感、などなど、
いろいろな体験による違いが、くっきりと目立ってきますね。
雪はあまり降らないけれど、積雪した山からの厳しい吹き下ろしが
その場所の気温以上に、きびしく皮膚から熱を奪っていくように感じられる長野県山間部では、太刀打ちできない寒さがあります。
一方、ほとんど冬場晴天率が低い秋田県や津軽などの地域。
寒さは北海道に比べればそうでもないけれど、
やり場のない閉塞感に包まれざるを得ない暗い冬のつらさ。
そのような冬の質の違いを、北海道の人間として体感できたのは
大変貴重な機会だったと思います。

っていうようなことで、ようやく札幌に帰還したのですが
やはり冬であります。
さっそくの降雪で、朝はさっそく雪かきにいそしんでおりました(笑)。
ただ、さすがにカラダのあちこちが痛くて重い。
やむなく、だらしない雪かきの仕方で、やや恥ずかしいような
写真のような状況であります。
ごまかすために、絵画的な写真表現を試みました(笑)。





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