人間、学生の頃から
さまざまな本を購入して、読んできます。
そのなかで、散逸してしまったり、
忘却してしまったりするものも多い。
そして、引っ越しの時などに処分しちゃったりすることもある。
そういう変遷を経てきて、それぞれ現在の本棚が形成されている。
男は歳を取ってくれば、その顔に責任を持たなければならない
って、よく言われますが、
本棚には、まごうことのない、履歴書がわかりやすく表現されている。
そういうことから全集本とかのシリーズものが売れたりする。
ああいう本って、読むと言うよりも
飾っておいて人に見てもらうという、見栄の本棚装置としての価値で
社会的機能を果たしているのだろうと思います。
っていうのは脱線ですね(笑)。
わが家のメインの本棚、
左右幅は2700cm、天地は2100cm、奥行きは22~23cmくらいはあります。
まぁ、壁を一面使っているものです。
天地は6段に仕分けしてあって、
最後の1段の所には、ベンチを渡してある。
ちょっと読むときに、腰掛けて読めるようにと置いています。
おおむね、左側がわたしで、右側がカミさんや家族の記録など。
このうち、マンガの全集ものが、「おいしんぼ」シリーズを始め、
手塚治虫や、白戸三平などもあります。
まぁ、全体の2割くらいがマンガ全集ものでしょうか。
で、書籍は、わたしの高校生の頃からの興味分野のおもむくままに
正直に、そのまんま、現れております。
一貫して、歴史物や考古もの、日本人論などなどが主流。
学生の頃の、埴谷雄高さんへの惑溺期から
司馬遼太郎さんに救ってもらった時期、
そこから日本人を考え続けていた時期、
さらには、歴史や考古の世界にどっぷりと浸かっていく時期、
というように、いくつかの仕分けが出来ているなぁと思います。
段々と歳を取ってくると、
こういう自分自身のことに、やや冷静に見えてくるようになるもので、
自分自身を省みる、いい機会になっております。
あ、そういえばあの本は、どこにいったのかなぁ、っと。