ここのところ暑い日が続いていますね。
昨日は札幌も31℃ということで、本州地域並みの暑さになっています。
北海道の暑さは、陽射しの強さが肌に突き刺さってくるような暑さだと思います。
本州地区では日射の強さももちろんですが、
湿度が高いので、温度と湿度の両方から汗の乾く暇のない暑さが襲ってくる感じ。
一方、北海道、とくに札幌がそうだと思うのですが、
カラッとした空気に、日射が直接肌を攻撃させる効果があるように感じます。
たぶん、日射遮蔽が本州地区以上に効果的なのではないかと思います。
なんですが、まぁかなり暑い。
ところが、わが家、建ててから22年が経過していますが、
建物本体がブロック造で気密性と蓄熱性が高い上に
外断熱という建物であります。で、日射をほぼ遮っている1階では
ご覧のような温湿度環境で、ずっと安定しております。
温度で23℃、湿度は55%くらいでしょうか。
夏でも冬でも、ほぼ同じくらいの環境を保っています。
熱と日射があふれかえっている屋外から一歩、わが家に入ると
カラダが一気にクールダウンする。
あ、もちろん、エアコンなどは使っておりません。
夜寝るときも、年中同じ羽毛布団を使っています。
というか、これくらいの温度環境だと、
布団をしっかりかぶらないと、やや寒さを感じる。
寝苦しさとか、汗がじっとりとわき出すような感じは
もちろんしばらく経験していません。
こういった環境に慣れると、そうではなかったことを
忘れて行ってしまうのですが、
やはり快適であることは、改めて実感させられる次第。
人間の「ここちよさ」は、科学することが大切。
科学を抜きにして、精神論を振り回すような愚は避けたいものです。
夏は灼熱地獄、冬は体温をひたすら奪っていく
コンクリート打ち放しの「生きていくことが戦いの場」のような住宅を
みてくれが素晴らしいと礼賛するような愚かしさから
ニッポンは、もうそろそろ脱却したいものだと思いますね。