きのうは仙台に移動。
ある案件が急に進行していて、その作業に追われておりました。
なんですが、夕刻からは表題のように、
今年5月に選挙の結果選ばれた日本建築学会・吉野博会長の就任を祝う会に参加。
吉野先生は、住まいと環境・東北フォーラム理事長として
これまでもさまざまにお世話になっておりましたが、
その先生が今回、日本最大の建築の組織である日本建築学会のトップになったのです。
日本建築学会というのは、総数35400名という規模の日本有数の組織。
そのトップに、東北から選出されるというのは、まさに画期的。
そして先生は「建築環境」が専門分野であり、
そういった意味でも、たいへん有意義な就任と言えると思います。
きのうの会は、住まいと環境・東北フォーラムが
ごく内輪で、先生の就任を祝うという会合を設定した次第。
わたしも北海道と東北の掛け持ちで仕事をしていて
東北での出版活動では、住まいと環境・東北フォーラムの活動と
連動しながら行ってきている部分があって、
まさに「身内」的な慶事であります。
先生のようなスタンスの方が、
このような立場になるのは、日本の建築がどこに向かうべきなのかを
端的に表してもいると思います。
もちろん、東日本大震災からの復興という日本社会の
緊喫の課題に対して、建築が立ち向かってかなければならない、という
民族的な目的意識もそこには働いていると思います。
しかしそれを超えて、やはり環境の建築という志向性なのだろうと思います。
日本の建築が、断熱と真正面から向き合って
ひとびとの幸せというものに回答を示していかなければならない時代。
そんな時代意識を感じさせてくれると思います。
先生のお役に立つように、
なにがしか、できることでお応えしていかなければならないと
そんな思いで、参加させていただいておりました。
で、先生から住まいと環境・東北フォーラムの次回以降の会で
なにか、お話をしなさい、というさっそくのご指示であります。
付け足しで、「あ、講演料・交通費の類はボランティアで(笑)」ということ。
まぁ、とりあえず、頑張りたいと思います。