
よく「細部に神が宿る」という言い方をする。
人間がものづくりをするときに、結局、アナロジーするお手本は
自然の中にあるもの。
色であったり、かたちであったり、いろいろにするけれど、
奇跡のように成立している自然の美には深く打たれる。
ふだん、人間の作る建物をひとに伝えることを仕事領域にしているので、
やはり自然の造形物に、畏敬の念を抱かされることが多いのでしょうか。
1枚目の写真は、瑠璃色のトンボ。
ただただ、陶然としてiPhoneを必死で向けていた。
わたしの至近距離に入ってきてくれた奇跡のような色合い。
手許は不確かながら、こちらをもてあそぶようなその姿態をなんとか、
写真に焼き付けることができた。
ややピントが甘いのは許してください(笑)。
最近はPhotoshopがあるから、ヘタな写真でも、
こんな画像にたどりつくことが可能なんですが・・・。
2枚目は京極の噴き出し公園。
羊蹄の山が長い時間を掛けて織りなす自然の躍動感。
千変万化する水の表情が、まるでイキモノのようです。

そしてオオウバユリの花が開花する直前の様子。
命の躍動の瞬間をピンナップしたような
こういう姿を見ていると
まことに自然のデザインの完璧さに、圧倒されてしまう。
やや残念な天気になった3連休の北海道ですが、
しかしそれなりには、短いけれど、細部で魅了してくれる北の夏です。
楽しませていただきたいと思いますね。
本日は、ここんところ撮りためた写真集構成でした。