三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【人類進化・脳の大きさと肉食狩猟の相関関係】

2018年08月04日 10時24分43秒 | Weblog
今週はいろいろと日程が重なった週でした。
ようやくにして週末・休日であります。
ということでわたしの興味・趣味領域にどっぷりと浸かりたい(笑)。
なんといっても、ここ5−6年前くらいから「人類史」関係への興味の拡大が
科学的解明の進展もあって、目が離せません。
いま、上野の国立博物館では「縄文」の展覧会が行われているそうで、
なんとか見学の機会を見つけたいと思っていますが、
人類史全体としてもこの日本列島での定住ということは、かなりオモシロい。
東アジア弧状列島での暮らしは、人類がアフリカを出てから出会った
全地球への展開、グレートジャーニーのなかでも特異的だったことが
考古的にも裏付けられてきているようですね。
わたしの大好きな領域としての「日本史」に直接繋がるので、
まことに現代知性の発展ぶりには毎日こころが躍らされる思いです。
このような解明の行く末をずっとウォッチしていたいけれど、
個体としての人間には寿命というモノがある。
しかしそれまでは、毎日のように新発見や新たな解明がもたらされることが
心底から喜ばしく、知的好奇心が刺激されて止みませんね。

最近、この写真・図のように人類の脳の発達が
食習慣の変化によってもたらされたという説には、非常に驚かされた。
肉が常食になったことで脳の大きさ、発達が促進されたとされる。
人類は樹上生活から地上生活に移っていったころは、
より狩猟生活に適合していた大型肉食獣の捕食対象だった。
それが、偶然に発見した石器利用から徐々に自ら狩猟するようになっていった。
狩猟対象の動物たちは、おおむね多くの体毛に覆われていて
短距離走行には適していたけれど、それを捕獲しようと考えた人類は
いわばマラソン能力を高めて獲物を得る方向で進化したとされる。
その結果なのか、進化の偶然なのか、体毛がなくなって、
発汗能力をフルに活用させて、長距離走行が可能なように適合進化した。
結果としての安定的な動物性タンパク質の摂取が、
脳の発達を促したという進化説が有力になって来ている。
・・・このあたりのことがもっとも興味を引きます。
ということで、貴重な休日、どっぷりと読書研究をしたいと思います。
それとこういった進化論を見ていると、現代の知の速度進歩は、
インターネットという手段の発達の結果という側面も大きい。
そのあたりは今後どう進化するのか、未知もまた深く興味をそそられますね。
コメント
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