三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

安倍政権の総括の開始

2007年10月03日 07時05分34秒 | 状況・政治への発言




自民党の擬似的な政権交代「劇場」効果が
高い内閣支持率というかたちで出てきていますね。
まことに、ゆれ動く民意なのか、メディアによる目くらまし効果なのか?
そもそも、選挙による民意と、こういう調査による支持率って、
同じようには扱えないものではないかと思います。
そういう情勢の中で、沖縄の民衆の声が政治状況の本質を暴き出しつつあると思います。
例によって、安倍さんを筆頭とするような復古主義者による
歴史歪曲の「教科書検定」問題で、
なんと、沖縄戦での集団自決について「旧日本軍の関与はなかった」
とするように記述を改めさせている動きに対して、
沖縄で11万人の集会が開かれて抗議の声が上がったということ。
現地でここまで大きな声が上がった問題を強行するのか?
これは、巨大与党勢力を背景として次々と、
「戦後レジュームの総決算」を強行採決し続けた安倍政権がもたらした負の遺産。
この安倍政権というのは、自民党総裁選挙は経たけれど、
選挙による民意を経た政権ではなかった。
いまの巨大与党体制は、小泉政権の郵政民営化選挙の結果にすぎない。
あの選挙で、「戦後レジュームの総決算」など、だれも付託してはいなかった。

さて、野党4党は多数を占めた参議院で、
教科書の記述改悪に対して、共同提案で法案を提出するようです。
多数の参議院では可決されるでしょう。
それに対して、すでに公明党が与党の枠ではない動きを始めている。
世界的に日本の外交的孤立を導き出すだけの
「戦後レジュームの総決算」というものが、しっかりと論議されるべきだと思います。

そろそろ魂胆丸見えの目くらましから、目を覚まして、
こういう根源的な政治問題をまじめに論議すべきだと思います。
野党勢力は、こういう地道な努力によって、
現在の政権の、非正統性部分を暴き出す政治的努力を続けるべきです。
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