三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

iPhone熱から思うこと

2014年09月20日 06時48分24秒 | Weblog


はじめに言います、iPhone機器からの「放熱」のことではありません(笑)。

どうも先日のAppleの発表以来、
「そうだなぁ、おれも換えるかなぁ」という気になって、
お願いしていたiPhone6プラスが到着したようです。
って、わたしはきのう青森への出張でまだ札幌に帰っていないので、
実機は確認しておりません。
写真は、カミさんが「こんな感じだよ」と送ってくれたもの。
auさんが、いろいろ便宜を図ってくれたのです。
一時期までのWindowsの発売キャンペーンのような熱気は
いまは、完全にスマホに移行してきたようで
きのうは各地で騒ぎにもなっていたようですね。
中国での発売がまだ未定ということで、
熱心な中国ユーザーが、円安にもなっているので
日本でゲットして、中国国内で転売しようと考えて行動した。
なぜ中国での販売を未定としているのか、
Appleの真意はわかりませんが、
日本での狂想曲の付加要因にはなったようです。
SNSのようなコミュニケーションが一般的になって来て
そのメインのデバイスとして、スマホに移行してきているのでしょう。

こうした動きを見ていると
けっこうな影響を受けるのは、既存メディアであるかも知れませんね。
今回の朝日新聞の世間からの完全アウェー状態って
実は、人々のコミュニケーションがスマホSNSメインに変わってきたことが
そのひとつ大きな要因ではないかと思っている次第です。
これまでのコミュニケーションは、それこそメディアとしての
マスという大きさ、規模による影響力というのが強大で、
戦後民主主義価値観をリードしてきた朝日新聞などは、その点で
さまざまにそこから利益を享受してきたのだろうと思います。
わたし自身も、かつてはその影響を強く受けていたと思います。
朝日的なスタンスが、まぶしくもあり、無意識的ではあれ
多くの人から「いい人」と思われやすい定番の善良市民スタンスだった。
しかしそうした「大衆洗脳・情報垂れ流し・一方的受け身」的な情報接触から
いま、多くのひとびとが離脱してきて、
メディアの洗脳にきわめて懐疑的になっていることが背景にあるのだと思う。
今回の件が「分水嶺」だと思うのは、そういう意味合いが強い。
いまだに朝日は、慰安婦問題で「広義の強制性はあり、女性の人権問題」であると
自己を正当化しようとしているけれど、
そのようなイデオロギーを一般に強制するのがメディアというものなら、
取得する側としては、もっと情報に多様性を担保すべきだ、と
一般大衆の側が、スマホでのさまざまな情報取捨選択というかたちで、
アンチテーゼを差し示してきているのではないだろうか。
そしてこうしたメディアでの情報やり取りは、
「簡単に炎上しやすい」特性も持っている。
そのような時代的な変化を、いまの朝日は舐めきり完全に見誤っている。
どうもそんな気がしてきている昨今であります。

あ、iPhone話が、朝日の話に変わっている(笑)。
羊頭狗肉のような展開でたいへん失礼しました。



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スコットランド・現代先進国での地域独立?

2014年09月19日 08時11分58秒 | Weblog


っていうような夢物語、固唾をのむところ。
この件については、まだ結論は出ない。
早くて今日の午後でしょう。

わたしは、本当は北海道は独立を考えても良いと思っている人間です。
とくに住宅に関わる仕事をしてきて
その断熱技術やその結果としてのデザイン、
さらにライフスタイルのありよう、移り変わりを見ていると
関東以南のニッポンよりも北米カナダや北欧の国々のほうが
現実的にはより具体的な目標であり、
たぶん、全体レベルとしての住宅性能技術では
世界的に見て、はるかに先進的な地域になっていると思っています。
Q値1.6というレベルの断熱性能が、
現在建てられているごく普通の住宅で実現していて、
推計では5割近くに達しているというのは、
すごい住宅先進地だと思っているのです。
その実現した住宅性能で過ごされる暮らしが、
今後どのようなライフデザインを作り上げていくのか、
それが、21世紀のわれわれ北海道人の大きな使命ではないかと
そんなふうに思っているのです。
住宅デザインの件で言えば、断熱を考慮しない温暖地の常識に
無意識に依存しているようなデザインは、
それがどんなにカッコいいとしても、
ディテールにおいては、絶対に翻訳コンニャクしなければ作れない。
作ったとしても、永続的な存続可能性はきわめて低く、
人間の居住環境としては、けっしてオススメできないと思っています。
ところが、政府は東京という年平均気温が16度前後の地域に存在し、
年平均気温が札幌でも8度という北海道には
同じ基準を共有することには、たいへんにストレスを伴う。
住宅建材の世界標準基準は、ドイツなどがリードするようになってきて
こうした差異は、きわめて大きくなって来ている。
そのように考えてくると、少なくとも
住宅の性能・デザインの両面で、独立的にものを考え、
むしろ、ニッポンに産業輸出するようなスタンスを取るべきだと思うし、
地域経済の活力として考えてもこうした考えは必要だと思う。
ぜひ北海道の政治をリードする方たちには、心してもらいたいと思っている。

そんな思いを重ねながら、
スコットランドのことを見ています。ハラハラ・・・。

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天井の意匠性

2014年09月18日 06時33分04秒 | Weblog


個人的に、ですが、
わたし、天井をデザインしている住宅空間が好きであります。
写真は旭川地区での住宅の事例ですが、
吸音性の高そうな素材と、それを留めつけている板材とのコントラストが楽しい。
現代住宅では基本的にはボードが張られてクロスで仕上げて
ほぼ単色の、やや明るめの色調でまとめるのが一般的ですが、
同じように仕上げる壁には、家具が装置されたり
いろいろな飾り付けが施されるのが普通なのに対して
天井には、まるで空疎な「そら」のような機能が付与されているだけに思われる。
まぁ、通常生活では天井はそのように背景的・抑制的であったほうが
理にかなっているとは思うのですが、
子どもなど、人間の創造性のゆりかごというように住宅の役割を考えると
各室、空間によっては、違いがあっても面白いのではないかと
「個人的に」思っているのです。

わが家は若い設計者といっしょになって楽しく創った家なんですが、
天井に、いろいろな提案をいただいて、すごくうれしかった。
RCスラブ面で構成されている階の天井には
わざわざ「格子天井」を造作いたしました。
鉄筋で支持させて、けっこうな重量の「格子木組み」を据え付けている。
見る者の視線の角度が微妙に変化していく流れに沿って
いろいろな光がこの格子木組みを浮き立たせたり、平面化したり
さまざまな見え懸かりをもたらしてくれる。
ふとした瞬間に、こちら側に対話を仕掛けてくるように思われる。
また、まだ3階の床を張っていなかったときには、
3階の天井は屋根のトラス組みがそのまま素地表しにしていた。
その天井を見ながら親子で川の字になって寝ていたけれど
素地の2×12の白木の表情がまことに正直で美しく
そこに外部からの日光や光がグラデーションを与えて、
それを見ているだけでも、家を持つという楽しさを実感させられていた。
こうした意匠には空間の表情として、意識下の世界に刷り込まれてくるものを感じる。
インスピレーションの世界のことではあるのですが
そのような仕掛けは、人間環境には微笑ましく感じられる。
この写真の天井仕上げには、そうした遊び心が感じられるのであります。
考えてみれば、人類の伝統的な家屋は萱の素地が表れているのが一般的。
そうした植物性繊維の表情を、DNA的にわたしたちは記憶している。
人間の「癒やし」には、こんなことも大きなファクターなのかも。



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登別の天然足湯

2014年09月17日 05時25分31秒 | Weblog


連休の「避難所」として、登別に行っていました。
やっぱり温泉は最高であります。
それも第一瀧本の湯は、北海道札幌の小学校の修学旅行定番で、
子どもたちは、木刀を買って帰ってくるお決まりコース、以来
慣れ親しんだ、その湯の入り心地は忘れられないのであります。
一度、夫婦で正月に伊豆の温泉地に遊んだことがあり、
観光バスに乗っていたこともあるのですが、
そのベテランガイドさんが、日本一のホテルはどこかと言えばと言って
その名を上げていました。
まぁ、評価基準は人それぞれなのでしょうが、
目の前にわかりやすい火山活動の「地獄谷」を見晴らしながら、
硫黄臭のつよい湯に入るのは、やはり素晴らしいと思います。
たまたま、連休なのに空き部屋があってラッキーでした。

なんですが、
翌日、時間があったので、というか、
カミさんの女子会の邪魔にならないように、寄り道していたのですが、
登別のさらに奥、倶多楽湖方面まで足を伸ばした。。
で、なにげに「天然足湯」の案内看板があったので、行ってみた次第。
地獄谷のような景観が、あちこちにあって、
大湯沼とかの天然の温泉プール湖もある。
ボコボコと地中からの湧出温泉が露出し、温泉湖になっているのです。
そこから温泉の湯がまるで滝川にようになって流れていっています。
その途中に、写真のようなスポット。
さっそく足を入れて、自然の温もりに身を任せておりました。
いや、すごい。
さすがに大湯沼に入ろうとは思えないのですが、
ここなら、入ってみようかという気になる。
老若男女、日中混淆の多くの人が足湯で身も心も解放していました。
やはり、登別の湯は格別であります。


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LINE攻撃対応・他端末ログイン停止

2014年09月16日 05時46分44秒 | Weblog


さてきのうはカミさんの女子会にわが家が会場になって避難生活(笑)。
なんですが、ようやく夕方帰宅して
家族LINEが盛り上がっていたので、さっそく参加。
というのはモバイルITについてはネイティブである娘や坊主に
最近のわたしへのLINE攻撃について聞いてみたかったのです。
「WEBショップにログインできませんでした」というアラートが
複数回寄せられるようになって
そのIPの所在地をGOOGLEで確認してみたら、
イランのテヘランや、韓国のソウルなど
まことに発信地があやしいことが判明していたのです。
一応、パスワードを再度変更して、さらにPIN設定もしたので、
不安はないだろうと思っていたのですが、
やはりかれらの意見を聞いた方がいいと思ったのです。
このあたりは「老いては子に従え」の気分でありますが、
そういうのにはわたしは至って従順な方でして、きわめて素直。
つい最近、娘の勤務先で同僚がLINEで乗っ取られてしまったことがあった、
というようなことなので、セキュリティについて
いろいろ意見を聞いてみたかったのです。
子どもたちには、LINEからそのようなアラートは来ていないし、
カミさんにも来ていないということ。
ということは、わたしだけの特殊な環境というか、設定のせいのようです。
で、やり取りをしていて娘から
「他端末ログインは、やめなさい」という強い指示が。
たしかにこの設定をしてから、どうも動作が怪しげであります。
普通はスマホだけなのでしょうが、パソコン、Macからも通信できる設定。
「でもなぁ、父ちゃん世代ではスマホでの入力よりもMacの入力がラク」
と、書き込んでいたら、その間にも「やめなさい」という命令。
なかなかおっかないのであります(笑)。
そもそも、そのときにもMacから入力していた。
娘からは、LINEの「設定」画面まで送られてきて、
「ここにこうやって、変更するの」という案内までしてきている。
父のことを思ってくれている気持ちも伝わってくるので、
このあたりで降参であります。
「わかった、他端末ログイン、やめる」と宣言。
で、さっそくMacの接続を解除し、LINEソフトのアイコンを削除。
そこからはやや太めのわが指には辛さのあるスマホ入力で
設定の変更を行いました。
「わかった、これからはFacebookはMacで、LINEはiPhoneにする」
ということで、娘からはOKマークをいただきました(笑)。
Facebookでも、最近よく同様のアラートを受けている人が多く
「乗っ取られようとしているのかな」というコメントを出している人が目立つ。
相当大がかりにLINEへの攻撃が組織的に行われているようです。
SNSメディアとして、セキュリティ管理はそのもっとも枢要な部分。
Facebookでは複数端末でも、不都合は出ていないようですが、
今後とも、ユーザーは用心していかなければなりませんね。


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年代物・スケルトン化ガラケー

2014年09月15日 08時32分53秒 | Weblog


iPhone6の普通のにするかはたまたプラスにするか、
その大きさを実機で確認したいと、きのう、朝早くauショップを訪れました。
なんですが、ショップにはまだ、実機は到着していないようで、
「似た大きさのは、これですが・・・」というように確認できました。

で、要件が片付きかけたとき、
ふとみると、高校同期の友人が手持ちぶさたにたたずんでいる。
「おお、どうした?iPhone6の申込み?」
と聞いたら、差し出されたのが写真のガラケー。
「いやな、契約の仕方でもっと安くなるハズなんで、変更申込みに・・・」
ということなんですが、
ガラケーを見させてもらったら、なんとも素晴らしい(笑)。
愛着を持って使い続けてきた様子がヒシヒシと伝わってくる。
外観を構成していた紫色の塗装はほぼ全面的に剥がれ落ちている。
ところどころに残滓が残っているという風情。
で、ほぼスケルトンとなって、内部の仕様が見えている。
「おお、カッコいいなぁ、・・・で、使えてんのか?」
「なんも、バッチリだ」
「そーだよな、俺たちくらいだとそんなにスマホの機能使えないしな」
と、iPhoneプラスを申し込んだことは脇に置いている(笑)。
「もう何年使っているか、憶えていないくらいなんだけど、
普通に電話とメールで使っている分にはなにも問題はない」
「どうせLineとか、SNSはやってないからな」
という次第。
 まぁあくせくと時代の変化に追従しているわが身ではありますが
こういう「筋の通った」使い方をしているヤツには敵わない。
そうなんですよね、便利さを追い求めるばかりじゃなく
ものとしての寿命がくるまで、使い倒してやるというのも
モノへの態度として、まことに共感できる。
「こうなったら、完全スケルトンをめざして、使い倒してやる」
「料金も徹底的に安値追求してやるんだ」
と、まことに見事に昭和の男を感じさせる(笑)。
男の生き方スタイルとして、フーテンの寅を超えるような
スケルトンガラケーの◎◎、をでもめざしてがんばって欲しい。
エールを送りたいと思いました。

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LINEへの攻撃?

2014年09月14日 08時28分21秒 | Weblog


きょう朝、目覚めてケータイをみたら、
LINEのトークで、「Lineウェブストアにログインできませんでした」
というアラートが寄せられていた。
・・・まったく身に覚えはありません。
気持ち悪いので、PCの方での検索などで調べてみた。
そうしたら、このログインを試みたIPの発信地が写真のような場所。
こういう場所には知人はいない。
これとは別のアラートでは、まったく別の国からのもの。
念のために、パスワードを再度変更しましたが、
どうにもイタチごっこのようですね。
インターネット、とくにSNSに対しては
個人情報を明かしての情報交流であることからセキュリティ保護に
大きな負担がかかっているだろうことは明白。
やはりこういった危険性自体はどうしてもついて回るのだと思います。
今話題になっている「指紋認証」にしても、
一度、その画像情報が逸失したら、どうなっていくのか、
危険性はより高まるかも知れない。

さて本日は連休の中日。
カミさんの友人たちの女子会の会場にわが家がなるので、
わたしは遠慮して、温泉や趣味の史跡・遺跡巡りにでも出かける予定。
どうせ旦那たちや男どもへの言いたい放題をぶちまけたいのでしょうから(笑)
そのサンドバッグには好んでなりたくはありません。
子育てが一段落してからの暮らしよう、
それぞれのご家庭でさまざまでしょうが、
カミさんの友人関係も大いに盛り上がって欲しいところであります。
さて、避難のルートをあれこれあれこれ、っと・・・。
ということで、本日はやや軽めのブログでありました。
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災害と情報伝達手段

2014年09月13日 08時03分40秒 | Weblog


一昨日は札幌市の避難勧告数が78万人という報道発表が
全国的に大きな反響を呼んだようで、
Facebookでも、いま海外にいる方からも含めて
「大丈夫ですか?」みたいな声掛けをいただきました。
ありがたいことだと思っています。
なんですが、実際のわたしどもの札幌市西区にいる人間の感覚からすると
なんか心配してもらって、心苦しさがありました。
確かに広島や礼文島の災害などのこともあった直後なので
行政側で、より安全側に対応したということは無理からぬ点もあると思いますが、
しかし実態としては、78万人への避難勧告に対して
実際の避難者数は、まだ公式には出ていないようですが、
きのうの地元テレビ局によるニュースでは500人に満たなかったようです。
盛んに「この数字をどう見るかですが、、、」というような
発言を多くのキャスター・コメンテーターの方たちがしていました。
たぶん全国のみなさんの感覚としても、78万人に避難勧告って
いったいどんだけの騒ぎなんだ、と思われるのは当然ですよね。
だいたいそんなに避難したら、大交通渋滞が発生するのは目に見えている。
そういったことを踏まえてもあえて、避難させるべきだという事態が
札幌では起こっているのだと思うのは自然。

わたし自身も、一昨日は午前3時過ぎから
ケータイがけたたましく鳴り始め、
盛んに「命を守る行動をしてください」みたいなアナウンスを繰り返していた。
その上、避難所の場所の準備も出来ていなかったから
逐次、どこそこの避難所が開いたとか、
いやそれは間違っていましただとかの、細かい情報の果てまで
けたたましい警告音とともに絶叫されていた。
ちょっと待て、そもそも札幌は崖地など土砂災害の危険箇所自体は
都市計画的に少ないはずだ、くらいは考えられるだろうにと思う。
確かに危険な区域はあるのだけれど、
では実際にこのアナウンス通りに避難行動に多くの人が移ったら、
そのことによる被害も相当広範に起こったに違いない。
避難場所の特定までアナウンスがほとんどなされていないなかで
住民がどのように行動するか、そのことが2次的な被害をもたらさないか
そういった検討は担当部内できちんと行われていたのだろうか?
土砂災害の危険地域とそうではない広域の区別が、
市の担当者レベルで、たぶんきちんとした把握がされていないのではないか。

そういった状況の中で
より安全側の担当者の対応として、
ケータイへの一斉同報機能が、のべつまくなく使われた。
現時点では、仕方なかった部分は了解するとしても
災害警告機能の使用方法としては、今後の再検討が絶対に必要だ。
78万人のうち、実際に行動したのが500人未満であったというのは
行政側への物言わぬ警告ともとれると思った次第。

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朝日新聞外部検証委に産経・阿比留記者を

2014年09月12日 05時25分24秒 | Weblog


きのう昼間に政府から東電福島原発の吉田所長の調書が公開され
多くの人に、その内容が知られるところになったタイミングで
朝日新聞が、それまでの姿勢を180度転回して
社長の会見を開き、福島原発・吉田調書の誤報を認めた。
朝日の5月のスクープ記事以来、当初「フクシマ50」と世界から賞賛されていた
福島原発に残って過酷事故と闘ってきた所員たちの名誉は
世界中で貶められ、旅客を放り出して逃げ出した韓国の事件の船員たちと
同じようなものだという誤解の泥を塗りたくられてきていた。
その名誉の一部が回復されたとは言えるだろう。
しかし、この誤報は、いったいどのように償われなければならないか、
朝日は、その道の険しさをしっかりと噛みしめて、
どんなに苦しくても、国民に対して信頼の回復をやり遂げてもらいたいと思う。
もとよりわたしのような一般市民には、吉田調書の本文に接することなど出来ない。
なので、このことについては、予断は持たず、
これまでわたしはひと言も発言はしてきませんでした。
もちろんいまも、自分で政府発表の調書を読んではいませんが、
朝日自身が誤報を認め謝罪したということであれば、
間違いなく、他紙・産経や読売の報道通りということなのだろうと思います。
そしてもうひとつの慰安婦問題・「吉田証言」については、
相変わらず、なにを言っているのかわからない歯切れのない言葉をもてあそんでいる。
こちらの方は、前途の遠さ、まだ、はるかなものがあると思います。

きのうの会見でも、まだ、戦場における女性の人権一般というような
およそ、自ら報道したことによる影響の広がりに目を覆い、耳をふさいだ
そういった対応を見せている。
これについては、やはり朝日は国会でのきびしい喚問を甘んじて受けるべきだ。
国際的に問題になっているのは、まさに日本国家が「強制した」という
そうした疑いなのであって、自身の誤報がもたらした結果について
朝日は真摯に対応していかなければならない。
本来のジャーナリズムであれば、そのことのために会社が潰れても
真実に謙虚に向き合ってほしいと思う。
世界に向かって、わたしたちは誤報を犯しました、
真実はこうですと、正直に報道機関としての姿勢を貫いていくべきだ。
これから第3者による「検証」がはじめられるということだけれど、
それこそ、この問題で朝日を長く追い詰めてきた産経の阿比留記者に
この委員会に入ってもらうくらいの覚悟で、朝日は真実解明に立ち向かって欲しい。
きのうの会見でも、阿比留記者が質問したときには
朝日側の社長以下、まさに身構えるという言葉通りの反応を見せていた。
それくらいの「ジャーナリズム」の明解な表現を求めたいと思います。
そうであってこそ、朝日の信頼回復努力は本物と知れると思う。
日本のジャーナリズムの再生に、朝日は勇気を持って立ち向かって欲しい。

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宮古島・迷い子のひな鳥

2014年09月11日 05時39分36秒 | Weblog


お盆を過ぎてからの仕事のめまぐるしさはハンパないのですが、
これはやはり、宮古島のツアーの反動かも知れません(泣)。
ひとつひとつ丹念に糸をもみほぐして
整理整頓していかなければならない、と淡々と任務に向かっております。

なんですが、
沖縄のことにはその後も連続感を持っています。
面白い建築家も知り合えたし、交流は深まっている。
そのうち、仕事でも絡みが出てくるかも知れないなとなんとなく予感。
そんな日々を送っておりますが、
その宮古島でのパーティ、
「かたあきの里」というステキな琉球スタイルの施設で
わたしたちがオリオンビールで喉を潤している頃にひょんと現れたヒナ鳥。
かわいい声でピヨピヨとさえずってくれるのはいいのですが、
どう考えても迷い鳥。
わたしたちの宴が始まると同時に「助けて~~」と
必死によちよち歩きしてやってきた。
おいおいと、みんなで囲んで途方に暮れて
また琉球松の林に戻してやるのですが、母鳥はこのヒナを見失っているのか
母子は巡り会えないようで
宴が盛り上がってくる度に、わたしたちの嬌声に擦り寄ってくる。
かわいいけれど、どうしようもない。
やむなくこうやって手に載せたりして、みんなで考え込んでいたのですが、
やはり名案は浮かんでは来ない。
だいたい、こんなふうに鳥のヒナを恒温動物の掌に載せるのは
低温焼き鳥行為であるかも知れず、やばそう。
とっさのことだったので、iPhone写真で不鮮明ではありますが
わたしたち島人ではない人間にはこのヒナがどんな鳥かも推定が付かない。
でやむなく、ふたたび三度、林の暗がりに持って行ってやったりしておりました。
で、そうこうしてわたしは別の宿泊場所に移動したので
このヒナとは別れた次第ですが
残った人たちに聞いても、その後行方知れずだったということ。
でも翌日、別の場所を訪れても、ついこのヒナと似た鳥を探して
「きのうのヤツは、この種類じゃないだろうか」
などと、みんなで、かのヒナの行く末を案じておりました。

そんな思いがいまも、こころのどこかに仕舞い込まれております。


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