私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

『八戸魚物語』 『青森県さかな博物誌』(青森県):ご当地お魚図鑑めぐり①

2019-03-06 15:37:02 | 各地ローカル図鑑
2019年3月6日(水)

今年も恒例行事の書棚の整理をはじめた。
不要の本は売りに行くとして・・・
どうせ整理するなら趣味で集めた日本各地の魚図鑑を紹介しながらゆっくり並べなおそう。

今日のような雨の日や釣りに行かない日のネタにもなるしね。
全都道府県あるのかなあ?

第1回は「青森県」

ご当地都道府県を赤色で、紹介が済んだら黄色で塗りつぶすことにしよう。

『八戸魚物語』(石戸芳男編  デーリー東北新聞社刊 2008年)


物語となってるけど、標本写真付きの立派な魚の図鑑。
八戸市近海で確認された524種もの魚のリストも付記された上で

お馴染みの魚 29種
身近な魚    43種
珍しい魚    81種
魚介類       8種 が、すべて写真付きで紹介されてる。

魚類だけで150種を越え、すべて詳しく解説されてるローカル図鑑はなかなかあるもんじゃない。

瀬戸内に暮らす私には
「お馴染みの魚」たちの中でさえ、もうお馴染みでない魚が何種類も登場する。
意外と暖流系の魚たちも多いのだと驚いたりもする。

しかも地元情報もたっぷり書かれていて・・・
いい仕事するなあ、と
日本は本当に地域ごとに多種多様な魚たちがすむ恵まれた国なんだなあ、とつくづく思うのであった。

ま、これで青森県の淡水魚類も掲載してくれれば最高なのになあ、なんてのは私の勝手な都合。

本を作り上げるまでの資料収集と執筆の歳月を想像しただけで、書評なんておこがましくてできるもんじゃない。
いい図鑑です。


4/6(土)追記
『青森県さかな博物誌』(日下部元慰智著  東奥日報社 1988年)


申し訳ないことに、書棚の奥の方から出てきた。
この本のことを書いておかないのは大変失礼なこと。

著者は、県庁水産部に勤務後、青森県営浅虫水族館初代館長となる。
さすがに青森県の魚類のこと大変詳しく正確に書かれているので、おもしろい。
さらに部下(新野大さん)に描かせたイラストがとてもすばらしい。
こきつかったんとちゃうやろな?

古い本だけど、いい本です。
お薦め。

古墳群を見に行くも・・・

2019-03-06 08:35:38 | 日常
2019年3月5日(火)

いい陽気。
釣れない釣りに行くか、働いてた頃は見ようとも思わなかった歴史の遺跡の散策に行くか・・・
悩んだ結果、最近整備されつつある比較的近くの古墳群の散策へ。

横穴式石室の後期古墳が小高い山々に数百、広がってるという。

えっちらおっちら小山を登る。

「お~っ! すごいやんけ!」 


こんなのがアチコチにある。
いつ頃のことなんやろ?

「こんな大きい石、どうやって運んだり積んだりするん?」
「そんなんワシに聞く?」

確かにすごい。
すごいのだが、見てる私に歴史的知識がないという致命傷。
「人間は自分の枠の中でしか物事を理解できない。
 だから知ることは大切だし、知って自分を大きくしろよ」 と、よく先輩にも言われたよなあ。

と、懐かしみつつ・・・目の前をチョウが飛ぶ。

越冬したキタテハかシータテハぢゃ。 ワーイ!


今度はテングチョウやんか。 ワーイワーイ!


楽しいぞっ!
山道に下りると、イノシシだろうね。 ドングリをむさぐった跡がしばらく続く。


先日読んだ「コケの謎」以来、少し気になり出したコケたちも・・・
名前は全然わからないケド




いろんなのが岩や枯れ木にへばりついていて面白い。

勢力争いしてるようなのもあれば


何となく身につまされるような生え方なのもある。


胞子体をかみさんが見つけた。


「うわっ!」 ついつい触って、胞子飛んで、1人勝手に驚いとるのも面白い。


帰路にあった貯水池で、地元有志の方々が掲げてた看板。


申し訳ないことに、ついつい笑ってしまった。
「両性類はないやろ。 両生類やもん」 なんてね。

懸命に遺跡を整備されつつ、自然や生物の保護をも訴えてるというのに・・・失礼千万だよね。
御免なさい。

こういうの、最後に助成したであろう行政側の担当者が責任もって確認しないと。
地域の方々のせっかくの苦労がちょっぴり報われないことになるもんな。

何のかんのと、結局生物見てる方が楽しいのでありました。

※ 3/6追記:看板への心ないイタズラに気付きました。
  ブラックバスの表記が一部削られ、ブフックハスにされてます。
  許される行為ではありません。
  本日、知人へ連絡・報告しておきます。