私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

カスミサンショウウオの卵塊 見つかった!

2019-03-22 22:01:50 | 爬虫類・両生類
2019年3月22日(金)

カスミサンショウウオ(低地型)の卵塊だ。(と思う)


一昨日の夜、知人からの電話。
2、3年前まで毎年裏庭の側溝にいたと、成体と卵塊の画像を見せてくれた知人だ。

「見に来ませんか? 昼からなら空いてますので」

「え? いたんですか?」

「いえ、まだ調べてないんです。
 下手につついてダメにしてもいけないんで、一緒に見てもらおうかと・・・」

3月10日に周辺を探索し、卵塊は見当たらなかったことを伝えた。
裏山の木の伐採や昨夏の豪雨も悪影響もあるし、家のコンクリ溝であることから
おそらく見つかることはないとも話した。
でもな、可能性は低いと思いつつ、せっかくのご厚意を無駄にはできんもんな。

「分かりました。お願いします。昼過ぎにお邪魔させてもらいます」

ま、カラブリでも仕方ない。

知人は庭先に出て待ってた。
案内してくれたのは案の定、この前調べたばかりの側溝。


枯れ葉が降り積もってる。
手探りで深さを確認、軟泥底まで30cm以上ある。
上部から少しずつすくうように枯れ葉を取り除いていく。

ひとかき、ふたかき、みかき・・・・・・出たあっ!


なんと知人と出会ってから5分。
前回は何だったんだ?

手を水につけ体温を下げてから、卵塊をそっとのせる。


両生類はお肌が弱い。
低温やけどされても困るし、乾燥しても困るもん。

我が街で、カスミサンショウウオ生息地を大切に保護されてる所が2か所あることは知ってた。
そんなとこへ勝手にガサや採集しに行くなんてのはできない。
偏見かもしれないが、こういう例において
「知りませんでした」と、勝手に採集するのは他県の若者が多い。
現地の保護の状況を調べもせずに、知らなかったといい、法的に問題はないと居直る強者もいたりする。

なので、人の家の庭のコンクリ側溝(山から湧き水が流れ込むらしい)は
今後の観察も自由勝手にできるし、最高だ。

カスミサンショウウオは以前高地型と低地型の2型に分かれると聞いていた。
あらためて調べてみると両生類研究に長けた広島大学が9種類に分けとられる。(2019)

広島県には、アキサンショウウオ・イワミサンショウウオ・セトウチサンショウウオ・ヒバサンショウウオの4種が生息とのこと。

はてはて? またよう分からんよになってしもうたな。
この卵塊は、どのサンショウウオなんだ?

さておき、今回の場合、卵塊は孵化まではそっとしておいて・・・側溝のままではエサ不足にもなろう、共食いも起きよう・・・
生息環境としては実によろしくないと思うのだ。
そのうち2尾ほど持ち帰って冷蔵庫で飼ってみようか、とも思ってる。

※ 3/22追記  生息域から、2019年、新種記載されたうちのセトウチサンショウウオに該当するそうです。
 しばらく発生と幼生の成長を経過観察していくことにしました。
 側溝の環境が悪化したときの緊急避難場所の確認を最優先します。


以前飼ってたブチサンショウウオは成体になる直前に、ケースから飛び出し死なせてしまったケド。

ま、自分の住む街では初めて出会えたカスミサンショウウオ、嬉しかったぞ!

良きことはシロハラを撮れたことくらいの一日

2019-03-22 07:05:04 | 鳥類
2019年3月22日(金)

昨日の看板イタズラ前後の余話。

この日、元々はしばらく行ってない川の上流域へ釣りへ。

カワムツ・オイカワ・ムギツクなどなど、いろんな魚がいつでもいたポイントからも


その近くの淵からも、魚の姿が消えた。
浮き石も泥砂にうまってた。
しばらく釣りをしてあきらめた。


別の水系の上流へ向かう。
カワムツがわんさかいたポイントであるここも


ここも


多量の砂で埋ってた。
やはり魚の姿は見えない。

昨夏の豪雨で流されたのだろうか?
下流域にいくつも造られてる堰を上れないからだろうか?
淵が砂で埋まったからだろうか?

ホント今年、川の魚たち非常事態だ。

何でもいい、動物を見たいから、と次なる場所へ行く前に河川公園で一休み。

イノシシが木の根を食べようと、そこらじゅうの芝生を掘りまくってる。


こんなにハデにやらかしてるのは見たことがない。
山もエサ不足何だろうか?

なんかなあ・・・パッとせんなあ・・・と、しょぼくれかえってたとき

シロハラが目の前に降りてきた。


撮影中もじっとしてくれてた。

気をつかわせてしもうて、何か申し訳ないですなあ・・・・・・と、看板の確認へ。

少しばかり気がはれたところで帰路につき、裏道から我が家へと。

お~っ! ツクシやんか。


かつて早春に生えてたフキノトウもすっかり見なくなった空き地にびっしり。
気付かんかったなあ。

するってえと何かい?
この出会いは
「あなたは腹黒の人じゃありやせんぜ! シロハラでっせ!」 と
「今日のあなたはもう十分ツクシましたよ」 と
自然の神々からのメッセージなんやろか? と都合よく妄想した一昨日の日。