2019年3月20日(水)
「ご当地お魚図鑑めぐり」 第6回は山形県。

出版年の古い方から2冊紹介。
『山形の魚類たち』(村上龍男著 東北出版企画 1984年)

魚類44種(うち淡水魚10数種)、他の海洋生物11種を分かりやすく解説。
山形新聞夕刊に子ども向けに連載された「こちら水族館」をまとめたもの。
分かりやすいのも、画像が白黒なのも、そういうことなのね、と納得。
高度成長期後の環境悪化などにも触れていて、当時の山形を少し知ることができる。
『庄内淡水魚探訪記』(岡部夏雄著 無明舎 2000年)

ある魚との出会いから、学者でも研究者でもない川遊び・川魚好きの筆者が
淡水魚にのめり込み、仲間とともに庄内地方一帯の河川をじっくり調べた30年間の集大成。
きれいな生態写真が満載で、図鑑としても地方の読み物としても実にお見事。
特徴的なのは、図鑑での淡水魚の解説が、ほぼほぼ県内でのこと、自分との出会いや関わりや印象でまとめてること。
つまり、思いと山形でのようすを独自で書き上げておられるのだ。
ローカル図鑑に見られがちな著名な全国図鑑からの引用をせず
確固とした信念と長年の地域愛がしっかりつまった名著だと思う。
山形県の人がうらやましいなあ。
「ご当地お魚図鑑めぐり」 第6回は山形県。

出版年の古い方から2冊紹介。
『山形の魚類たち』(村上龍男著 東北出版企画 1984年)

魚類44種(うち淡水魚10数種)、他の海洋生物11種を分かりやすく解説。
山形新聞夕刊に子ども向けに連載された「こちら水族館」をまとめたもの。
分かりやすいのも、画像が白黒なのも、そういうことなのね、と納得。
高度成長期後の環境悪化などにも触れていて、当時の山形を少し知ることができる。
『庄内淡水魚探訪記』(岡部夏雄著 無明舎 2000年)

ある魚との出会いから、学者でも研究者でもない川遊び・川魚好きの筆者が
淡水魚にのめり込み、仲間とともに庄内地方一帯の河川をじっくり調べた30年間の集大成。
きれいな生態写真が満載で、図鑑としても地方の読み物としても実にお見事。
特徴的なのは、図鑑での淡水魚の解説が、ほぼほぼ県内でのこと、自分との出会いや関わりや印象でまとめてること。
つまり、思いと山形でのようすを独自で書き上げておられるのだ。
ローカル図鑑に見られがちな著名な全国図鑑からの引用をせず
確固とした信念と長年の地域愛がしっかりつまった名著だと思う。
山形県の人がうらやましいなあ。