リコの文芸サロン

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丹頂鶴を歌に詠む

2019-03-16 | 短歌

岡山県の自然保護センターに11月9日に丹頂鶴を見に行きました。
ちょうど、紅葉の季節で美しい山間の池のほとりに、国内最大の40羽の鶴が飼育されています。

      紅葉に映える番の丹頂鶴

  生まれたばかりのヒナです。親鳥のくちばしが17cmなのでヒナの大きさが判りますね。   

                               
〇四十羽の鶴住む森へこころ急く鳴き交はす声に歩を早めたり       涼風

〇紅葉の樹下にたたずむ鶴二羽の紅白黒に水辺を飾る

  

     丹頂鶴の羽の大きさは約1.2mです。            鶴の卵、鶏の卵の5個分の大きさです。

 

〇コーと雄コッコーと雌の相和する鶴の鳴き声森に響けり

〇森にすむ夫婦の鶴の睦まじさ三歩後ろを雌の歩めり

〇風切り羽持たねば池に遊ぶ鶴夕べになれば檻に戻さる

〇愛の巣は体育のごと巨大なり番の鶴の金網の檻

〇紅色の鶏冠(とさか)と同じ肉瘤(にくりう)なり羽毛にあらず鶴の頭頂

〇千年と聞けども鶴のその寿命二十五年と以外に短し

 

 

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