クレア・ノース『接触』
『ハリー・オーガスト、15回目の人生』と同じ角川文庫から出ているのに、カバーのイラストレーターが違っている。
どうしてだろう。
ずっと疑問に思っていたが、調べてみると、いつの間にか『ハリー・オーガスト』のイラストとデザインの方が、『接触』に合わせて変わっていた。
なぜだろう。
kindle版の表紙と区別するため? ものすごく気になる。
『接触』のイラストが違っているのは、小説の雰囲気を表すためだろうと想像していた。
一瞬の接触で、相手の身体に乗り移ることができるゴースト。
どんな人物にもなれるが、自身の肉体を持たない。
つまり、帰るところがない。
望めば、若い身体に移ることで、永遠に生きられる。
苦手なことから、永遠に逃げ続けられる。
ゴーストのこの生態を羨ましく思ったりはしない。
むしろ、行き場のない閉塞感に包まれる。
この感じ、『ハリー・オーガスト』の感触に似ている。
ゴーストは、男にも女にもなれる。
性を飛び越え、どちらも愛せる。
それゆえ、カバーのイラストに漂う、ボーイズラブの匂いに納得したのだった。
イラストはRe゜。
デザインは西村弘美氏。
『ハリー・オーガスト、15回目の人生』と同じ角川文庫から出ているのに、カバーのイラストレーターが違っている。
どうしてだろう。
ずっと疑問に思っていたが、調べてみると、いつの間にか『ハリー・オーガスト』のイラストとデザインの方が、『接触』に合わせて変わっていた。
なぜだろう。
kindle版の表紙と区別するため? ものすごく気になる。
『接触』のイラストが違っているのは、小説の雰囲気を表すためだろうと想像していた。
一瞬の接触で、相手の身体に乗り移ることができるゴースト。
どんな人物にもなれるが、自身の肉体を持たない。
つまり、帰るところがない。
望めば、若い身体に移ることで、永遠に生きられる。
苦手なことから、永遠に逃げ続けられる。
ゴーストのこの生態を羨ましく思ったりはしない。
むしろ、行き場のない閉塞感に包まれる。
この感じ、『ハリー・オーガスト』の感触に似ている。
ゴーストは、男にも女にもなれる。
性を飛び越え、どちらも愛せる。
それゆえ、カバーのイラストに漂う、ボーイズラブの匂いに納得したのだった。
イラストはRe゜。
デザインは西村弘美氏。