アン・タイラー『ノアの羅針盤』
アン・タイラーの小説は、深い椅子に座り、くつろぎながら読みたい。
読みながら眠ってしまってもいい。
本が床に落ちても気づかず、そのままぐっすり眠ってしまいたい。
退屈で眠くなるわけではない。
でも、誰かに勧めるのはためらう。
『ノアの羅針盤』も、何が面白いの? と聞かれたら困る。
ハラハラするとか、わーっと泣くとか、心が洗われるとか、そんなことではなくて、快適なソファに座っている心地の良さがあるだけ。
テレビはつけない、ネットもしない、ゲームもなく、ただ座っている、そんな感じ。
本の表紙は、女性に向けて作られているようで、男の自分には分からない、何か心惹かれる部分があるのかもしれない。
手書きの「ANNE TYLER」という文字の、落ち着きつつ華やかな様子も含んだ、ちょっと可憐な姿は、想像するアン・タイラーという人物と似ていなくもない。
挿画は前田ひさえ氏、装丁は名久井直子氏。(2013)
カバーをとり、表紙に直接帯を巻いてみる。
同じ紙の一体感。
アン・タイラーの小説は、深い椅子に座り、くつろぎながら読みたい。
読みながら眠ってしまってもいい。
本が床に落ちても気づかず、そのままぐっすり眠ってしまいたい。
退屈で眠くなるわけではない。
でも、誰かに勧めるのはためらう。
『ノアの羅針盤』も、何が面白いの? と聞かれたら困る。
ハラハラするとか、わーっと泣くとか、心が洗われるとか、そんなことではなくて、快適なソファに座っている心地の良さがあるだけ。
テレビはつけない、ネットもしない、ゲームもなく、ただ座っている、そんな感じ。
本の表紙は、女性に向けて作られているようで、男の自分には分からない、何か心惹かれる部分があるのかもしれない。
手書きの「ANNE TYLER」という文字の、落ち着きつつ華やかな様子も含んだ、ちょっと可憐な姿は、想像するアン・タイラーという人物と似ていなくもない。
挿画は前田ひさえ氏、装丁は名久井直子氏。(2013)
カバーをとり、表紙に直接帯を巻いてみる。
同じ紙の一体感。