ロビンソン本を読む

本とデザイン。読んだ本、読んでいない本、素敵なデザインの本。

見えない日本の紳士たち

2018-10-09 18:57:35 | 読書
グレアム・グリーン『見えない日本の紳士たち』




 グレアム・グリーンの小説は、とくに好きなわけではないが、ハヤカワepi文庫の「グレアム・グリーン・セレクション」は、つい買ってしまう。

 表紙が素敵だ。
 上半分は薄い茶色、下は濃い緑色の背景で、文字とイラストは黒。
 落ち着き過ぎて地味になりそうな色合いなのに、タイトルに合わせて配置されたイラストが、軽やかな空気を作り出している。
 グレアム・グリーンの文章にしっくり馴染み、ユーモアを含んだ視線を感じさせる。

 シリーズの最新刊『見えない日本の紳士たち』は、久しぶりに読んだためか、より面白く感じられた。

 もしかしたら、待ちわびていたのか。
 いや、それほど好きな作家じゃないんだけど。

 装丁はアキタ・デザイン・カン、イラストは谷山彩子氏。(2013)








コメント
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