<統一教会問題>来春の統一地方選に向けて自民党政治家との関係まだまだ出てくる /ゲスト・有田芳生さん(ジャーナリスト) 司会 尾形聡彦✖️望月衣塑子 ● TheNews10/4 スピンオフ ●
東京都大田区など各地で相次ぎ出されている陳情書=一部画像処理
◆首都圏では少なくとも4市議会に
◆「組織的関与を疑わざるを得ない」
“お見舞い”の言葉が寄せられている。内閣官房は12日、政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長(73)が新型コロナウイルスに感染したと発表。尾身会長はワクチン5回目接種を終えていた。
10日から軽度の倦怠感を訴え、12日にPCR検査を受けて陽性が判明。発熱やせきなどの症状はなく、喉の違和感だけがあるという。現在は7日間の自宅療養中だ。
尾身会長が5回目のワクチンを打ったのは、先月12日。接種から1カ月で感染が判明した。厚労省はワクチンに関するホームページ上で〈時間の経過とともに感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下する可能性はあります〉などと、感染予防効果の漸減について指摘しているが、尾身会長の場合は感染予防効果が1カ月と持たなかったようだ。れにしても、ワクチンを5回打っても感染してしまうとは、いったい、どうすればいいのか。昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)がこう言う。
「ワクチンは何回打とうが、打って安心ではありません。尾身さんの場合、高齢ですから、若い人に比べて免疫が付きにくいという事情もあるでしょう。1カ月程度で感染予防効果が低下してしまうといえども、ワクチンの重症化予防効果が否定されるわけではありません。重症化リスクの高い人は従来通りワクチン接種を重ね、マスク着用などの基本的な感染対策を欠かさないことが大切です。第8波で全国に先駆けて感染者が急増した北海道では、高齢者施設などでクラスターが相次ぎ、死者数も増えてしまった。高齢者施設などのハイリスクな場所に、いかにウイルスを持ち込まないかが今後も重要です」■葛根湯は効くのか?
感染した場合の治療として話題なのが、東北大大学院医学系研究科の発表だ。
同大研究チームはコロナ感染者161人を対象に、漢方薬の葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏を1日3回服用するグループと、通常治療のグループに分けて経過を比較。その結果、漢方薬は解熱効果や、呼吸不全への悪化を抑制する効果が認められたという。
「市販で揃えられるとしても、漢方薬は複数の生薬を組み合わせて処方されるので、素人判断は禁物。まずは専門医の判断を仰ぎましょう」(二木芳人氏)
日本の新規感染者数は現在、世界ワースト。まずは感染拡大防止だ。