なぜ、最前線に立ち、撮り、報じるのか ー「戦場記者」須賀川拓さん【山岡淳一郎のニッポンの崖っぷち】
【前編】久保田徹さん生出演 クーデター後のミャンマー 獄中で見たものとは We're all human beings #10
★「中曽根さんから私に、海上保安庁から武装した巡視艇、あるいは海上自衛隊の掃海艇を派遣したいという相談がありました。しかも同時に当時の外務審議官の栗山尚一君も私のところに来まして、相当強硬に、なんとしてでも自衛艦を出したい、と言ってきたことがあります。しかし私は、それは駄目だということで拒否をしたわけです。そのときに私が外務省に申し上げたのは、『どうしてもやりたいというならやってみろ、必ず俺が止めるから』と、そこまできつく言ったんです」。
★「中曽根さんからのお話があったときに、私が言ったのは、ペルシャ湾はすでに交戦海域じゃありませんか、その海域へ日本が武装した艦艇を派遣して、タンカー護衛と称してわれわれの方は正当防衛だと言っても、戦闘行為が始まったときには、こちらが自衛権と言ってみても、相手にすればそれは戦争行為に日本が入ったと理解しますよ、イランかイラクどちらかがね。そうすると他国の交戦海域まで入っていって、そこで俺は自衛だと言ってみても、それは通りますか、と言った。それがひとつです。もうひとつは、『あなた、これは戦争になりますよ、国民にその覚悟ができていますか、できていないんじゃありませんか、憲法上はもちろん駄目ですよ』と言った。そして、『私は賛成できません、おやめになったらどうですか』と申し上げたんです」。
★いささか長い引用だったが1987年(昭62)のペルシャ湾安全航行確保が問題となり首相・中曽根康弘、外務省、防衛庁、党の防衛族を巻きこんでの大論争になった第3次中曽根内閣の官房長官当時のことを98年に講談社から刊行された「情と理 後藤田正晴回顧録(下)」より抜き出した一文だ。「時代が違う」とか「今とは事情が違う」のは承知の上で、この後藤田の説明を今論破できる政治家はいるだろうか。(K)※敬称略
【ライブ】日銀 黒田総裁 会見 事実上の利上げへ 緩和策一部修正(2022年12月20日)TBS NEWS DIG
12月20日(火)20時〜 LIVE配信 ○ The News ● トマホークも、43兆円も、敵基地攻撃能力も、日本を安全にはしない 軍事の現実【田岡俊次、望月衣塑子、尾形聡彦】
毎週火曜 20時〜 LIVE配信!Arc Times The News 今週のゲストは… 田岡俊次さん(軍事ジャーナリスト) 他出演者は… 望月衣塑子(Arc Times キャスター/ 東京新聞記者) 尾形聡彦(Arc Times 編集長) チャンネル登録をよろしくお願いいたします。 2022.12.20. 20:00〜 LIVE