【望月衣塑子が齋藤健法務相に聞く】難民団体退任の柳瀬氏、政府の参与員のままでいいのか?/記者会見、あまりに短すぎる<2023/6/30 法務相会見> The Breaking News
◆「英国から買えば日本は大損」
◆慎重な姿勢から一転した公明
自民党の東京都連がグチャグチャだ。元凶は都連会長の萩生田政調会長。最大派閥の安倍派会長の最右翼とされるが、「萩生田独裁」が極まれば、都連は機能不全必至。マトモな有権者にとっていい流れだ。
■私憤・私情がエスカレート
「私憤の丸出し。ただでさえ公明党との選挙協力が宙に浮いて取りこぼしかねない選挙区がいくつもあるのに、一体どういうつもりなのか」(自民関係者)
問題視されているのは、次期衆院選に向けて都連が7月3日まで実施する支部長の公募。事実上の候補者選定作業だ。
対象は石原伸晃元幹事長がトンズラした東京8区(杉並区の一部)、公明党の現職が新設区に移ったことで空きが出た12区(板橋区の一部と北区)、そして21年に自民入りした柿沢未途衆院議員のお膝元の15区(江東区)。通常は現職優先なのに、萩生田氏の「未途憎し」でルールがねじ曲げられた格好だ。決定打は4月の江東区長選。党推薦候補を柿沢氏が応援せず、対立候補を支援して勝たせたことだった。
「柿沢弘治元外相から地盤を引き継いだ未途さんは、なんだかんだ選挙は強い。前回も都連の本命だった安倍派の元職に5万票差で勝ち、追加公認された。公明党との関係も良好です」(都連関係者)
15区の公募には、IR汚職事件で控訴している秋元司元衆院議員も応募するという。
そもそも、自公の選挙互助会が東京だけご破算になったのもまた、萩生田氏の私情に都連が振り回されたゆえんだ。新・東京28区をめぐる自公のバトルに起因する。
「萩生田会長は安倍派の安藤高夫元衆院議員を推している。日大医学部卒で医師の安藤氏は、会長の地元・八王子で総合病院を運営する医療法人の理事。日大にパイプがある。有形無形の支援を期待しているのでしょう」(前出の都連関係者)
公認が内定していた浪人中の伸晃氏が参院に鞍替えを表明したのも、都連は寝耳に水だったというから、いい恥さらし。衆院に鞍替えする丸川珠代元五輪相の後釜狙いだ。
「伸晃さんは森山選対委員長に話をしたから万事OKだと言わんばかり。森山派となった近未来政治研究会ですが、落選するまで長らく領袖だった自分の意向はスンナリ通ると思っているようです。もっとも、党役員は任期1年。2年後に森山さんが留任している保証はない。愚か者の後も愚か者、ってどうなんですかね」(前出の自民関係者)自壊が待たれる。