◆ 本日20時〜<ますます迷走マイナ保険証>【山田厚史の週ナカ生ニュース】
武蔵野政治塾第17回「統一教会と政治を考える 武蔵野政治塾in鹿児島」講師:鈴木エイトさん
日米訓練 全国に米戦闘機展開
“全土が戦場化”想定
米軍のインド太平洋地域での大規模演習「ノーザン・エッジ23―2」(2~21日)の一環となる日米共同訓練が4日始まりました。米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)にF35Aステルス戦闘機を含む30機が展開するなど全国で実施されます。
期間中、嘉手納基地には米アラスカ州イールソン空軍基地所属のF35Aが12機、米軍岩国基地(山口県岩国市)からFA18戦闘攻撃機12機、米軍三沢基地(青森県三沢市)からEA18G電子攻撃機6機が展開。嘉手納基地からは、米アイダホ州マウンテンホーム空軍基地から一時配備されているF15E戦闘機12機が岩国基地に、F35A12機が航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉=おみたま=市)に展開します。
岩国には三沢のF16戦闘機12機も飛来。岩国からは他にも、F15E計9機程度が空自の築城(ついき)=福岡県築上町=、海自の硫黄島(東京都小笠原村)の両基地に展開します。
空自からは、百里、新田原(宮崎県新富町)、築城、那覇などに所属するF2、F15戦闘機などが参加します。
沖縄県は6月29日、防衛省沖縄防衛局に対し「周辺の住民へ耐え難い航空機騒音被害を与え周辺住民のさらなる基地負担増大につながる」などとして、嘉手納基地への外来機の飛来制限などを求めました。
訓練で目を引くのが、米軍機の全国各地への機動展開です。中国との武力衝突で嘉手納基地などの大規模な米航空基地が破壊されることを想定し、航空機を分散配置して部隊を残存させるACE(迅速展開運用)とよばれる戦術があるとみられます。まさに日本全土が戦場になることを想定した訓練であり、岸田政権による安保3文書と一体のものです。
- #保険証廃止困ります/国民の怒り沸騰/名称変更・保険証持参 政府迷走が火に油/共産党 連絡会署名に全力
- 保険証存続へ国会論戦を/共産党マイナ追及委 保団連と懇談
- 田植えの水田打撃・生活道路の橋崩落/豪雨災害 国・県の支援は急務/熊本2町 田村貴昭議員ら調査
- 国保料滞納世帯の財産/差し押さえ28・7万件 21年度/政権が徴収強化方針 貧困に拍車
- 日米訓練 全国に米戦闘機展開/“全土が戦場化”想定
- ウクライナに装備移転も/防衛相 武器輸出ルールで認識
- 原水爆禁止2023年世界大会/小林・岸本氏ら参加へ
- 軍事優先は福祉削減/障害者・患者9条の会アピール
★元首相・安倍晋三の一周忌を8日に控え経産相・西村康稔が雑誌のインタビューに答え、安倍派(清和会)の後継会長は党国対委員長・高木毅、官房長官・松野博一、党政調会長・萩生田光一、党参院幹事長・世耕弘成、そして西村のいわゆる「安倍派5人衆」の集団指導体制で行くと言い出した。過去の清和会の権力闘争と分裂の歴史を踏まえた発言だろうが、この5人は決して仲良しグループではない。高木、松野はいわゆる福田系、萩生田、世耕、西村は岸系と清和会の2大系譜、福田赳夫系列と岸信介系列に分かれる。
★高木、松野が当選8回、西村7回、萩生田6回、世耕が参院で当選5回といずれも微妙な序列がある。派内の重鎮、下村博文が9回、現在同派会長代理を務める塩谷立は当選10回とこの序列も複雑に影を落とす。下村は岸系、塩谷は福田系だ。つまり互いがけん制し合って、あいつがやるなら俺は派を割るという声が聞こえると共に、それぞれが若手を引き連れて動かれると厄介だ。それが集団指導体制にならざるを得ない実情だ。だが集団指導体制というならば、派閥の総裁候補は出さないということなのか。そう思われないように西村は仕掛けを打つ。来年の総裁選挙に首相・岸田文雄が出馬しないならば「安倍総理の下で経験も積ませていただきましたので、これは仲間と相談しなければいけないけれども、清和会の皆さんから、まさにこれこそ理解が得られれば、ぜひ挑戦をしたいという気持ちは持っております」と自らを5人衆の中でも別格ですから、私が総理候補ですと宣言した。
★「西村は『総裁選に意欲』の一言が余計。5人で固めて行きますだけ言えばかわいいのに、そう言われれば萩生田も世耕も面白くない。若手は当選4回ながら総務会長も歴任した福田達夫で時間をかけて本格総理候補に育てて満を持すべきとの声もある」(同派中堅議員)。この調子だと歴史は繰り返されそうで、一周忌を過ぎれば第3次清和会戦争の勃発か。(K)※敬称略