イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

毎年 夏が来ると想う事

2010年08月19日 01時05分18秒 | 

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日本には四季があります。

どの季節も それぞれの美しさがあると感じます。

春は鮮やかな色で溢れ、生命が芽吹く穏やかな季節、

夏はエネルギッシュで元気一杯の季節、

秋はしっとりとした大人の会話の似合う季節、

冬は厳しい寒さに耐えながら自身をチャージする季節、

 以上は私の思うそれぞれの季節を簡潔に表現したものです。

でも、私の中の深い部分(魂の部分)では、4つの季節の中で

夏に最も『静』を感じるのです。毎年 夏が来るとなぜか

言い知れぬもの哀しさや寂しさ、はかなさを感じるのです。

日中 「これでもか」という程の、挑戦的とも思えるような

ギラギラした熱い日差しや蝉達の賑やかな合唱を受けても

行楽地での開放的な人々の楽しげな声の中に居たとしても

夏に感じる、特有の神妙な想いは決して変わらないのです。

私は夏の夕暮れ時 無意識に空を仰ぐ事が多いです。

どこまでも果てしなく続く蛍光のオレンジがかった空に心を寄せると

厳かで大切な何かに近づいている様なそんな気がするのです。

 

私が特に好きな季節は自身が誕生した春、

そしてその次は涼風が顔をなでる凌ぎやすい候の秋が好きです。

数年前初対面のある方に春の水の人と言われた事がありました。

春という季節、そしてお水も大好きなのでとても嬉しかったです。

あ、それから時々「風のような人」とも言われるのですが

そんな時、風も好きな私は、やっぱり嬉しくなってしまいます