イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

何処かで必ず誰かに必要とされているから安心して

2010年08月26日 01時54分28秒 | Art (サインペン)

P7190282

  -葛餅が入っていたフタをキャンバスに-

私は白い綺麗な紙だけじゃなく、色んな物に文字や絵を

書かせて貰います。宅配便の中に入っていたダンボールや

緩衝材としてクシャクシャに丸められて入っていた茶色い紙も

私にとっては大事なキャンバスなので取っておきます。

創作の時には、その時 目に入った素材を選びます。

茶色い紙の計算されてないクシャクシャな線に私は風情や

美をおぼえます。なので「技」を見せてやろう的な発想

も無く(と言っても披露出来る技などありませんが(笑))

故に「無」になってそれに向かえて、迷わず思うままに、

自由にポンと字を載せられるのかもしれません。

そして、そんな時は文字と素材が思いがけない素敵な

コラボになっていたりするから不思議です。

ほんとは、この世の中に無駄なものなんて何1つない筈。

役に立たないものなんてない筈。

無情にポイッと捨ててしまえるものなんて何もないのかも。

人間だってペットだって「要らないよ」ポイッ!何てされたら

悲しくなってしまいますよね。でも、ちゃんと自分を

必要としてくれる人は存在します。だから安心して下さい。

スペアのない私、あなたはとっても貴重で大切な存在です。

最近、十分使える物でもサッサカ捨ててしまう事が、1つの

片づけ上手のように言われていたりするけれど、私は

処分する事イコール片づけ上手ではない気がしています。

高い安いにかかわらず、ものを大切に使う人は、

(私が何気なく人間ウォッチグしてきた中で感じたのは)

人間関係も丁寧に大切にしている方が多かったです。

以上は私の主観です。私が正しいとか合っているとか

そういう事をお伝えしたいのではありませんので

ご理解頂けたら嬉しいです。

因みに私自身の物選びの基準は、流行物を追う事に

関心はないので、自身が好きな色やデザインを元に

なるべく長く愛用出来る物を選ぶ事が多い気がします。

そういえば人間関係に於いても何となく共通しています。

安心し信頼出来る方と狭く、深く、誠実に長く、大切に

お付き合いしていくタイプです。