昨 晩、
女優の浅丘ルリ子さんに密着した番組をみていました。
(ごめんなさい) 浅丘さんのファンだからという事ではなく
何となく「見たい」と思った気持ちのまま見ていました。
1時間半の映像を見て 私なりに思ったのは、
浅丘さんは、可憐で華奢な外見とはまた別の、
凛とした佇まいの、男前で、きっぷがいい女性、
という印象を受けました。
そう言えば、私が好きな同性のタイプや
長年親しくさせて頂いている方々も
いつでも何処でも「女性 性」をバーン、と
露わにする方々というのではなく、むしろ
頼りになる姐ご肌タイプの方で、ご自身の中にある
知性や、慎ましやかさや奥ゆかしさなどを
表に出す事を恥とお考えのようで
常に目立たない様に行動され、ご自身の存在を
控えの身として隠すようにしながらも、実は
その豊かで美しい本当の意味での女性性や本質は
ご本人は隠しているおつもりでも隠しきれない程
人を惹きつける魅力として滲み、溢れ出ています。
浅丘さんに対し、
演出家の蜷川氏が寄せたコメントの中に
「姐 なんだよね」と仰った言葉が強く残りました。
面倒見がよく、さっぱりしていて、それでいて
女性としての さりげない周りの役者さんや
スタッフさん達への気配り、そして
流石、と思う程のプロ意識をほんの少し見せて頂き
浅丘さんの潔さなどに一夜にして魅了されました。
浅丘さんのご自宅も映されたのですが、
硝子が大好きとの事で 大きな硝子ケースの中には
20年かけて50個以上集められたという
硝子の美しいお魚達がケースの中で泳いでいました。
他にも こまごまとした、
かわいらしい置物が沢山ありました。
繊細なガラスたちは 浅丘さんご自身のようであり
浅丘さんの本質を表している様に私には見えました。
そして、私は ふいに思い出しました。
繊細で壊れやすく美しい透明感に満ちたガラスを
自身も好きである事を。
子供の頃、ラムネが入った あのレトロ感たっぷりの
緑色がかったガラス瓶と、その中に入っていた
キラキラ光る丸いガラス玉を
とても美しいな、と思っていました。
そして、まだ訪れた事のない憧れの地 イタリアの
ヴェネツィアをいつか必ず訪れよう、という気持ちが
湧きあがりました。
(マスカレードにも何故か無性に惹かれる私です。
イタリアには私のルーツを紐解く何か大切なものが
色々ありそうな予感がしています♪ )
皆さんの 好きな国は何処ですか?
自分の好きなものを時々思い出したり
考えているだけでも とても気持ちが落ち着いて
安らいで 豊かになりますよ。