イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

書 籍 『 空海 人生の言葉 』 より

2011年08月04日 23時40分23秒 | 日々思い感じること

P8051979_2

よくすること、それは本棚の前に立った時

 目に入った本を
手にとり大きく深呼吸をしたあと

それを無作為にパッと開きます。

 開いた頁の、

最初に目に飛び込んできた言葉が

 今の私に必要なメッセージと捉え、

 その言葉の周辺を読むようにしています。

今日も目に入った書籍でそれをしました。

書籍は、

 以前ブログでご紹介させて頂いた事のある、

  川辺秀美さん編訳『空海 人生の言葉』 です。

 書籍を手にし、無作為に開いた所、

 次のような言葉がありました。

【 詩と文章について 】

   学生で文章を学ぼうとする者がいたら、

   恩師となる先生は、慈悲や忠孝心を持ち、

   どんな人に対しても公平で適切に指導し、

   誠実に教えなさい。

 空海の残した言葉は時に厳しくも謙虚であり

    真理に基づいた珠玉の教えであると、

   感じさせて頂きます。

   私が尊敬の念を持って心から「先生」と、

  呼ばせて頂いている方々はごくわずかです。

時々「えっ?この人の事を先生と呼んでしまうの?」と

   眉をひそめたくなるような方を、

 人生の酸いも甘いも

 これからまだまだ沢山ご経験するであろう方を

  「先生、先生」と持ち上げてしまう方を    

  お見かけしますが、

 私のスタンスですが 本当の意味で

自分の師と感じなければ周りの方々がどんなに

その方を「先生」とお呼びし、もてはやしていても

私はむやみに「先生」とは呼ばないようにしています。

 それは時として 自分と相手の間に必要のない

 上下関係を生んで
しまう事にも繋がり、

また、若輩の相手を勘違いさせてしまうような

 危うさもあるように感じさせられるからです。

 皆さんには、パッと思い浮かんだ、

 皆さんに影響を与えて下さった、

師と呼べる方は いらっしゃいますか?