
走りというよりは、目にした見事な桜や春の花を2回に分けてご紹介します。
■基本シリアスランナー

あまり深く考えたことはないんですが、ランニングに対する基本的なスタンスはやはり「シリアスランナー」であるのだと思います。
逆に言うと「ファンラン」的な走り方というのがどうも苦手です。
どうしてもスピードの追及とか何km走ったかというほうに興味がわいてしまいます。
なのでこういう試みはあまり多くありませんが、最近「お花見ラン」という言葉をよく目にしたこと、偶然走っていくのにちょうどよい距離に行ってみたい桜並木があったことからやってみることにしました。
■水門川の桜
元々大垣城の外堀として作られたという水門川が城を取り囲むように流れ、そこから幾本かの水路がさらに街に張り巡らされています。
どこからどこまでを水門川及ぶのか正確には知りません。
また大垣は松尾芭蕉の「奥の細道」むすびの地として知られていますが、芭蕉はこの水門川を使って大垣・船町の港から桑名に向かいました。
というわけで水門川は木曽三川・揖斐川につながり、いずれ木曽川、そして伊勢湾へと流れ込んでいます。
ちなみにピンポイントで結びの地である船町は、夜はライトアップされ、舟が浮かび、ひじょうに情緒のある桜の名所でもあります。
わたしは、特に夜のここの桜が大垣では一番好きです。
前置きが長くなりました。水門川沿いは船町に限らずいたるところに桜の木が植えられています。
というわけで、最初の1枚は街中の水門川沿いの桜。ここはもうJR東海道線・大垣駅のすぐ近くです。

■路上観察
その線路の下をくぐりぬけて北側に走りました。
駅北のショッピングセンター「アクアウォーク」前の通りの西側の細い道沿いには
古い看板を掲げたちょっとワクワクするような店や造り酒屋があります。

たとえばこの店。いまどきこんな名前のお店は見かけません。
雨合羽!とかテントなんか扱ってるようです。
一般の人にも売ってくれるんでしょうか。
■大垣日大高校
「美濃錦」で知られる渡辺酒造の前を左折すると、
アクアウォークと大垣徳洲会病院を分かつ道に続きます。
信号を右折して国道21号に向かいます。
余談ですが(と断るほどのものでもありませんね)徳洲会病院にはわたしの両親がたいへんお世話になりました。
その隣が先般の甲子園をわかせ、昨秋の名神宮大会を制した大垣日大高校です。
正面から見ると桜はまばらでした。
以前この学校の周りをランニングコースにしていたことがあります。

さらに500mほど北進すると国道21号にぶちあたります。
右に行けば岐阜市、名古屋へと続く国道22号へ。
左へ行けば、関ヶ原、さらには米原へとつながっています。
(その2 へ続く)