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MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

おちょぼさんで特大鯰マラニック

2014-01-18 | ファンラン&ランジャニ(マラニック)

 ジョグノートでいつもアドバイス、励ましをいただいているナカナカさんからお誘いいただき、「初詣ラン」の一部をご一緒させてもらうことになった。
 ナカナカさんとお仲間は熱田神宮・お千代保稲荷(通称おちょぼさん)・国府宮神社と由緒正しいご利益スポットを3つ回って名古屋に戻るという、全行程70kmに及ぶなかなかハードな計画。
 12月初めまで故障で3か月弱思うように走れず、年末年始も雪国で走ることかなわず、走り始めて以来記憶にないほど太った体には、とても70kmは走れない。

 考慮した結果、お昼頃「おちょぼさん」到着予定ということで、わたしもお昼に合わせて自宅を出ることにする。軽食を取って折り返すということなので、とにかくお目にかかって、あとはその時の状況で、いくらかなりと行程の一部を一緒に走ることができればいいと考えた。

 さて、お千代保稲荷までどうやっていこうか?
 走っていくとなると片道14km。行きは良いとしても、帰りがきついなと思う。半分以上国道沿いを走ることになるが、交通量の多い排気ガスくさい路を走るのは好きではない。西・北へと向かう帰りは伊吹おろしをまともに受ける可能性も高い。

 片道30分一緒走るとしても戻りを考えれば、計35㎞位は走る計算になる。せめてそのくらいはご一緒したいと思っていた。さてこの苦手なコースを1人で走れるかいささか自信が持てなかった。
 かといってクルマで行くのもつまらない。電車等は実際には使う意味があまりない場所だ。

 結局、走ることにする。ひさしぶりのマラニックを楽しもう!と気合を入れた。

        

■ 往路 ~お千代保稲荷まで

 到着が1時頃になりそうだとのメールがあり、11時過ぎに家を出る。
 少し寒いが、太陽が出ていたし、まずまずの天気。伊吹山が一際白く目立っていた。



 国道258号を左に折れ、揖斐川にかかる福束大橋を渡って輪之内町へ。伊吹おろしが強く厳しい冷たさだ。耐震補修工事中で、北側の歩道は通れない。
 橋の青が鮮やかで、それだけでもなんだか嬉しい気持ちになる。



 東詰から堤防を降りるも、工事中で大きく迂回。残り6㎞。あとは田圃道を適当に走ればよいようなものだが、変な間違い方をすると、目標が見えないだけにとんでもない方向に行ってしまう可能性もある。iPhoneでグーグルマップをもまめに確認する。写真も撮りながら走ったので余計に時間がかかった。



 マラニックは昨年の5月の「昼飯大塚古墳往復ラン」以来で、年に1~2度しか走らないが、やはりこういうときにはGPSウォッチが圧倒的に便利だなとあらためて思う
 欲しいのは山々だが、GPS時計を買ったら、今のランニングウォッチを使わなくなるのは明らかなので、まだしばらく購入は見送るつもりだ。

 14kmということでざっと1時間半くらいで到着と頭のなかで考えていたが、そんなうまくいくわけはなく(久しぶりなので忘れていた)、信号待ちやら、給水やら、地図確認やら、ちょうど2時間かかった。
 行きはオートポーズ機能のあるGPSアプリを使ってもいて、ストップした時間を除くと約1時間15分かかったようだ。ほぼ5'30/kmペース。手元の時計もほぼ同じタイムだった。

◆ お千代保稲荷到着。初対面・参拝。大鯰を食らう

 ナカナカさんたちも路を間違えたり、思いのほか風が強かったり、なんだかんだで40km近く走ることになったそうで、結局、お千代保稲荷に着いたのは14:30。脚の疲れもだが相当寒かったのじゃないかと心配した。
 途中何度か連絡をいただいて、まだ時間がかかりそうだったので、先にお参りを済ませた。というのも参道をうろうろしてたのだが、寒くて寒くてどうしようもなかったからだ。



 3連休で人出も大変なもので、参道や境内はまさしく立錐の余地なく何をやるにも時間がかかりそうだった。
 どの店も混んでいて、二人が到着したら比較的入りやすそうな店がないか物色しつつ、あったかい飲み物を飲んで体を温めた。
 走っているときには大した寒さを感じてなかったが、停まった途端モーレツな寒さを感じた。とにかく店のなかに避難しようと考えたが、なんせ参道だから、オープンな店が多くて、本格的な食事をするところ以外体を温められそうな店はなかなか見つからない。
 ようやく見つけたのは靴のアウトレットショップ。出入り口はオープンだったが店の奥が広くてベンチもところどころに置いてあり、暖かいし坐ることもできて有難かった。
 ここまで40kmを走ってようやく二人が到着。意外と元気そうで安心した。初対面の挨拶を交わす。
 おちょぼさんは初めてということなのでお二人を案内する。とにかくお参りをしてと串カツを食べたいとの要望。



 ほとんどの人がまず入り口で藁を通した油揚げとろうそく1本を購入する。50円也。階段を上がるとろうそくを置く台がある。火をともしてろうそくをあげてから、本殿の前に進み油揚げを差し上げる。
 どちらもものすごい人で、渋谷で話題になったDJポリス的な警察官(だと思う)が拡声器を使って参拝客を誘導していた。





 なんとか参拝を無事済ませ、串カツを食べるべく一番有名な玉家へと向うが、ズラリと並んだ順番待ちの客の列を見て、お二人ともあきらめがついたようだ。
 しかも、外を歩くと相当寒さがこたえてきて向いの川魚料理屋に飛び込むことに速攻で決まった。
 鯰料理で有名な「稲金」。わたしは以前一度入ったことがある。



 歴史のある味わいのある店内だが、暖かくてそこはまさに極楽のようだった。食事時をはずれた時間だったのでにぎわいもほどほど。すぐに中に入れた。
 名物の鯰定食を頼んだが、折り返し店員さんがやってきて「小さな鯰が3匹ないので大鯰を3人でめしあがるのでもいいですか」と言う。顔を見合わせて「構いません」と答えて待つことしばし。
 やってきたのがこちら。



 この写真ではその「大きさ」がうまく伝わらない気がするが、それはちょっとたまげるくらい大きという印象だった。体長50cmくらいはあったと思う。皿が大きくてどんぶりや鯉の洗いやお吸い物などは周辺に追いやられた。
 その身はまっ白くてふわふわっとしてて、癖がなく上品な味だった。サイズが大きいので当然身も大きくて食べごたえも十分だった。日本酒に合いそうだったが、もちろんまだ走る身なので、アルコールは×。

 ついでというわけではないが、鯉の洗いのほうも新鮮で泥臭さなどは一切なく歯ごたえもあって本当においしかった。
 ちなみに価格は時価となっていて1,300~2,000円と品書きにあり、いくらかと思ったが3人で6,000円だった。これだけ大きなものは珍しいという店員さんの説明だったし、大きなもののほうが価値があり値も張るということのようだ。

■ 復路 ~お千代保稲荷から

 身体も温まりお腹もいっぱいになり、楽しいひと時を過ごした。記念写真も撮ったし、計画から大幅に遅れていたからあまりのんびりもしていられない。店を出た時にはもう3時を回っていた。
 お二人は国府宮神社で終了西電車で帰る予定に変更。それでも明るいうちに着くのはむずかしい。東の大鳥居を出て長良川、木曽川と橋を二つ渡ることになる。大きな橋なので傾斜もきついし、遮るもののない橋の上は一際風邪が強く冷たい。夕方は行き以上に厳しいだろう。
 エールを送るような気持ちで一つ目の橋を渡りきるところまで一緒に走った。



 お二人はなかなかいいコンビぶりで、楽しく会話しながら快調に進む。南濃大橋を渡り終え交差点で「また一緒に走りましょう」と別れた。大鳥居から3.4km。
 二人の走り去る姿を見送り来た道を折り返す。家まではざっと15km。できれば暗くなる前に家に帰りつきたかったがちょっと難しそうだ。

 路を間違えないように気をつけながらも、急ぐ気持ちが強かったせいか、けっこういいスピードで走り続けた。寒かったせいもある

 例の青い橋--福束大橋にようやく5時にたどりつく。橋を渡って500mもいけば国道に出る。もう路に迷うこともない。夕暮れのグラデーションにつつまれた伊吹山が美しかった。



 しかし、脚の疲れと相まって寒さがだんだんと堪えてきた。トイレ休憩を兼ねて国道沿いのスーパーで暖を取ることに。コンビニとちがって運よく広いスペースのあるきれいなトイレだったので汗冷えのするベースレイヤーを着替える。着替えを用意しておいてよかった。いつも用意はするのだが使ったのは初めてかもしれない。
 気持も身体もすっきり。温かな飲み物も取り、帰りの準備は万端。

 休憩20分ほど。残り6㎞余り。意を決して(おおげさ!)寒さのなかに足を運ぶ。ほぼ国府宮までの距離と自分の走る距離が同じなので、二人もまだ夜の町を寒さに震えながら走っているだろうと思いを馳せる。でもまあ二人だから心配はない。



 空には晴れた夜空に月が輝いていた。今日は亡くなったうさぎのモンの最初の月命日だった。父の月命日でもある。月は満月に少し足りなかったがうさぎのシルエットはそれとわかった。もう月に着いたかな。
 
 6時半無事帰宅。お二人が国府宮神社にたどりつきお参りを済ませたのも同じころだったようだ。お疲れさまでした。
 機会があればまた一緒に走りたいですね。できれば今度はもう少し暖かい季節に。


走行距離:約32km
所要時間:約4時間15分


 <おしまい> 

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