湘南国際マラソンの時にも痛感したけれど、マラソンやトレランのレース前に最も重要なことは何か?
まず何よりも、
トイレ
間違いない。
湘南のような大きな大会になると、いうまでもなくトイレは大変な行列となる。昨年初めて参加したが、1時間以上並ぶ羽目になった。地元でスタートからすぐのところに住んでいるのでもない限り、ほとんどのランナーは会場に入ってからトイレに行くのではないかと思う。
会場入りは、受付や荷物預けもあるし、フルマラソンではスタートへの整列は20~30分前というケースが多いから、遅くてもレース前1時間半~2時間前には会場に着くように行くだろう。
だいたいあたふたと準備して出かけることになるので、自分の感覚だと、会場に行ってすぐにトイレにいく状態にはならない。家族や友人に荷物を預けられるような人は別にして、荷物預けの締め切りなんかも気にしながらトイレの列に並ぶことになる。
すっきりトイレを済ますことができて、多少の時間的余裕を持って荷物預けまで終わったら、レースは半分うまくいったようなものだ。逆に、寒い中長時間待たされたり、尾籠な話で恐縮だけれどすっきりと出すものを出せないままスタートを迎えることになると身体的にもメンタル面でも振りを抱えて走り出すことになる。
私自身はラッキーなことに、少なくともこれまではぎりぎりでなんとかスタートに間に合うようにクリアしてきた。
次に大事なことは何か。私が思うには
靴ひも
ではないかと思う。つまり、慌てずにストレスなく靴を履くことができるか、ということ。
私は、靴ひもをできれば(忘れなければ)つま先の方まで緩めたのち、つま先側からていねいに締めていく。強く締めすぎないように細心の注意を払いながら。この作業はけっこう手間なので多少のゆとりが必要。慌ててたりすると忘れることもある。
もちろん、走っている最中にひもがほどけたりしないように結ぶということも気をつけないといけない。
ほかにもいくつも気をつけるべきことがスタート前にはたくさんある。スタートに万端の準備で臨むことが---特に市民ランナーのレースでは---いかに難しいかということでもある。