週末に東京マラソンを控えたタイミングでようやく名古屋ウィメンズマラソンの招待選手が明らかになった。
噂通りの木崎、重友に加えて、やっぱりというか、よくぞエントリーしてくれたというか--来たあ!野口みずきがエントリーした。
※招待選手リストはこちら。
外国招待選手ではケニアのロノ選手のベストタイム2:21:39は昨年出した記録のようなので無視できない。ラトヴィアのエレナ・プロコプツカ選手は2005年の大阪を勝った後、2005年、2006年とニューヨークシティマラソンを連覇。実績はすばらしいが、やはり一時代前の選手という印象。
日本選手では、ほかにセカンドウインドACの大久保絵里(昨年の東京4位)、いっときはロンドンオリンピック代表候補だった永尾薫などもで出るようだ。
■ついでなので展開予想
タイム的に見て、よほど体調が悪いといったことでもなければ、ロノ選手が中心だろうか。日本選手にとっては世界陸上の代表選考レースでもあるので「日本選手1位狙い」の駆け引きもありうる。「そんなのおかまいなし」に行くと思われるのは、調子さえ良ければ野口みずきだろう。
前にも書いたが、重友はロンドン五輪での精神的・肉体的ダメージが気になる。復調していれば昨年の大阪の覇者で2時間23分台の記録は現在の実力的には日本人のこのメンバーでは随一。若さもあるし先頭にくらいついて終盤までトップ争いして、大阪の再現を期待したいところ。
木崎、永尾も調子さえよければ中盤くらいまでは先頭について行くのではないか。以上のメンバー+外人選手の何人かが先頭集団を形成して、タイム通りの実力ならロノを中心に徐々に振り落とされていく展開かな。
2時間23分を切るようなスピードレースになればチャンスがあるのはロノ(+外人選手)、重友、(完全復調していたとして)野口くらいだろう。故障で大阪を回避したことを考えれば野口は現実的には厳しいと言わざるを得ない。
そうなった場合には日本人選手は後方での「日本人選手1位狙い」の争いになる可能性が高い。
2時間25分~26分くらいの優勝タイムになれば、まったく面白みに欠けるレースになってしまうけど、木崎、それから26分8秒というベストを持つ大久保絵里、永尾あたりも優勝争いにからむ可能性はある。宮内洋子選手も26分台だが勝負弱い印象が否めない。
結論。冷静に、かつ総合的に判断すると、優勝はロノ選手もしくは外国人選手の誰か(といっても外人選手のコンディションはまったくわからないのでまあまあ普通の場合)。
日本人トップは2時間26分前後。あんまり遅いとこの大会からは世界陸上への派遣はないかもしれないと思ったりもするが、東京の那須川のタイムが26分42秒だから、まあ優勝すれば代表には選ばれるだろう。
優勝タイムには当日の天候も大きく影響するので、「絶好のコンディション」ならひょっとしたらもっといいタイムが出る可能性はもちろんある。それを自信にして世界陸上で活躍してもらえるとうれしいんだけど。
日本の選手で「予想外」の若手でも出てきてくれないかと期待している。23歳と実はマラソン選手としては相当に若い永尾薫選手が一皮二皮むけてると、小出門下生でもあり「ひょっとしたら」と思ったりもする
選手の皆さん、さらには市民ランナーのみなさんも当日は熱い走りを期待しています。頑張ってください。
噂通りの木崎、重友に加えて、やっぱりというか、よくぞエントリーしてくれたというか--来たあ!野口みずきがエントリーした。
※招待選手リストはこちら。
外国招待選手ではケニアのロノ選手のベストタイム2:21:39は昨年出した記録のようなので無視できない。ラトヴィアのエレナ・プロコプツカ選手は2005年の大阪を勝った後、2005年、2006年とニューヨークシティマラソンを連覇。実績はすばらしいが、やはり一時代前の選手という印象。
日本選手では、ほかにセカンドウインドACの大久保絵里(昨年の東京4位)、いっときはロンドンオリンピック代表候補だった永尾薫などもで出るようだ。
■ついでなので展開予想
タイム的に見て、よほど体調が悪いといったことでもなければ、ロノ選手が中心だろうか。日本選手にとっては世界陸上の代表選考レースでもあるので「日本選手1位狙い」の駆け引きもありうる。「そんなのおかまいなし」に行くと思われるのは、調子さえ良ければ野口みずきだろう。
前にも書いたが、重友はロンドン五輪での精神的・肉体的ダメージが気になる。復調していれば昨年の大阪の覇者で2時間23分台の記録は現在の実力的には日本人のこのメンバーでは随一。若さもあるし先頭にくらいついて終盤までトップ争いして、大阪の再現を期待したいところ。
木崎、永尾も調子さえよければ中盤くらいまでは先頭について行くのではないか。以上のメンバー+外人選手の何人かが先頭集団を形成して、タイム通りの実力ならロノを中心に徐々に振り落とされていく展開かな。
2時間23分を切るようなスピードレースになればチャンスがあるのはロノ(+外人選手)、重友、(完全復調していたとして)野口くらいだろう。故障で大阪を回避したことを考えれば野口は現実的には厳しいと言わざるを得ない。
そうなった場合には日本人選手は後方での「日本人選手1位狙い」の争いになる可能性が高い。
2時間25分~26分くらいの優勝タイムになれば、まったく面白みに欠けるレースになってしまうけど、木崎、それから26分8秒というベストを持つ大久保絵里、永尾あたりも優勝争いにからむ可能性はある。宮内洋子選手も26分台だが勝負弱い印象が否めない。
結論。冷静に、かつ総合的に判断すると、優勝はロノ選手もしくは外国人選手の誰か(といっても外人選手のコンディションはまったくわからないのでまあまあ普通の場合)。
日本人トップは2時間26分前後。あんまり遅いとこの大会からは世界陸上への派遣はないかもしれないと思ったりもするが、東京の那須川のタイムが26分42秒だから、まあ優勝すれば代表には選ばれるだろう。
優勝タイムには当日の天候も大きく影響するので、「絶好のコンディション」ならひょっとしたらもっといいタイムが出る可能性はもちろんある。それを自信にして世界陸上で活躍してもらえるとうれしいんだけど。
日本の選手で「予想外」の若手でも出てきてくれないかと期待している。23歳と実はマラソン選手としては相当に若い永尾薫選手が一皮二皮むけてると、小出門下生でもあり「ひょっとしたら」と思ったりもする
選手の皆さん、さらには市民ランナーのみなさんも当日は熱い走りを期待しています。頑張ってください。