あら、もうリラが咲き出していたのね!
雨の中密やかに、サクラからリラへの
バトンタッチがおこなわれたようだ。
サクラは今日の雨で七分方散り、
蘂と萼の赤さが枝に目立つ。
やがてこれも、桜蘂降る季節へと・・・。
イギリスではライラックと呼ばれ、
フランスでは、リラとーー。
語源は、ペルシア語で「花」を表わす
「リラッグ」だという。
甘い香りがあり、香水の原料にされる。
日本には明治の頃入ってきた。
和名はムラサキハシドイ。
でも、 ハシドイってどんな花? 枝の先に、花が集まって円錐状に咲くところが似ている。
それにしても、また寒い日に逆戻りしてしまった。俳句の季語に「リラ冷え」。
今わが周りには、リラもスミレも近々と咲いていることの幸せ。
ライラックでもいいけれど、リラと言ったとたんに、ロマンチック度が倍加すると感じるのは、私だけ?
ちなみに、宝塚で「リラの花咲く頃」と歌われた花は、リラから「スミレ」に変身。