幸せアップ+α

TVを見ていることが多いし、いろいろ感じることがある。

「よき時を思う」楽しく読み終えました 

2023-08-10 18:34:53 | 

久しぶりに本を読みました。

春頃、買ってそのままでした。

読み始めたら一気に読めました。

 

「よき時を思う」

 

よき時、それはかつての栄光ではなく、光あふれる未来のこと。

いつか、愛する者たちを招いて晩餐会を——


九十歳の記念に祖母が計画した、一流のフレンチシェフと

一流の食材が織りなす、豪華絢爛な晩餐会。

子どもたち、孫たちはそれぞれの思いを胸にその日を迎える。

徳子おばあちゃんは、なぜ出征が決まった青年と結婚したのか?

夫の戦死後、なぜ数年間も婚家にとどまったのか?

そしてなぜ、九十歳の記念に晩餐会を開くことにしたのか?

孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、秘められた苦難と情熱を知る——。

一人の命が、今ここに在ることの奇跡が胸に響く感動長編!


著者紹介

宮本 輝

1947年兵庫県生まれ。

追手門学院大学文学部卒業。

78年「螢川」で芥川賞。

10年秋に紫綬褒章、

20年春に旭日小綬章を受章。

 

90歳の徳子おばあちゃんがステキ! 息子も孫も敵わない。

徳子さんは小学校の先生だった。教養豊です。

書道も一流で、孫の綾乃は7歳の頃から手ほどきを受けた。

中学生の綾乃に、徳子おばあちゃんは王羲之おうぎし の

「蘭亭序 らんていじょ」

顔真卿 がんしんけいの「祭姪文稿 さいてつぶんこう」与えた。

私は書道を習っていたので、知っている名前だったので読んでいて

ちょっと嬉しかった。

 

綾乃の実家は近江八幡で、私は関西の地名等が分かりません。

京都や幾つかの地名が出てきます。想像しながら読みました。

綾乃が家族と話す時は関西弁(滋賀県の言葉?)で、

とても柔らかい感じが良いです。

最後は温かい涙で読み終えました。

 

友人が宮本輝のファンと言っていたので、

LINEでこの本を読んだと送ったら、「少し前に読み終わりました。

一人一人が魅力的に書かれていますよね。」と返信が来ました。

 

エッセイは読んだことありますが、他の小説も読みたい。


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