今の時期、どうしても見たい花がありました。
去年見逃してしまったヤエドクダミです。
ヤエ、つまり八重咲きなんです。
ヤエドクダミは、小平の東京都薬用植物園にあります。
休園中だった薬用植物園は、既に3月下旬に再開園しています。
家を飛び出し、乗り継いだ西武線の電車は偶然にも、
ドラえもん号。めったに乗り合わせることがない車両です。
「どこでもドア」なら、すぐに植物園に行けるんですがー。
普通のドクダミは、5月に入って、あちらこちらで、
既に咲きだしています。
ヤエドクダミはどうか。どうか咲いていてほしい。
コーナーにいくと、蕾をつけたドクダミが見えてきました。
早すぎたか。いやいや、開花しているものがあります。
これです。これを見たかったんです。
地味な感じは致し方ありませんが、これなら、ほうっと言って
もらえるでしょう。とにかくとても珍しいですから。
初めて見た方も多いのではありませんか。
咲き始めたばかりです。しばらく見られるはずです。
満足したところで、少しだけ園内を見て回りました。
初めて見る花がいくつかありました。
カラタネオガタマの花です。モクレン科の樹です。
3mくらいはありそうです。バナナのような香りが
するそうですが、うーん。
これは、ルリジサというハーブの一種です。
ムラサキ科です。
紫の花がとてもきれいで、印象的です。
フレンチラベンダーです。たくさんの種類があり、決して
珍しいというわけではないですが、見たのは初めてです。
上の写真は、アボンビュー。下の写真はマールという名前です。
温室にあったのは、クミスチン。マレー語で猫のヒゲという
意味だそうです。おしべが花びらの外に突き出していて、
ヒゲのように見えるので、そう名付けられたとか。
これってこんにゃくの花なんだそうです。
4・5年に一度咲くとか。
お近くにお住まいで、しょっちゅう植物園を訪ねている
という方が、教えてくださいました。
見たことがある人は少ないですよね。
園内を回りだしたらきりがありませんので、今回は
これくらいにして、また行ってみることにしました。