ようやく落ち着いた雰囲気になってきました
ので、先日、旅行会社の企画ツアーで、長崎に
行ってきました。
そもそも、旅行に出かけるのは、3年ぶりです。
行きも帰りも、東京~長崎の間は飛行機。
羽田空港を利用したのは相当前でしたので、
搭乗の仕方が今どうなっているのか、全く
分かりませんでした。
すべて添乗員さん任せです。
空港に向かうには乗り換えなしの高速バスが
便利と思い予約。当日朝は、始発バス停に
一番に到着。そして悠悠と乗車。
ここまではよかったのですが、発車して
まもなく「羽田到着が遅れる見込みです」と
車内アナウンス。
え、どうしたんだろ?
まあ、バスの空港到着予定は、集合時刻の
30分前ですし、しかも飛行機の出発時刻は、
集合時刻の50分後です。
保安検査場通過は20分前までですので、
差し引き60分ほど余裕がありました。
少しぐらいの遅れなら、大丈夫のはず。
ところが、首都高速に入ったあたりで、
「事故渋滞のため80分以上空港到着が遅れる
見込みです」と、衝撃的なアナウンス。
ほどなくしてバスは渋滞に突入。
間に合わない!
あわてて添乗員さんに、車内から電話。
すると、「出発に間に合わなければ、
全面キャンセルか、それとも自己負担で
後の便に乗り、長崎で合流するか、
決めて下さい。」
合流するしかないか!
できるだけ安い便はどれ? バスに乗った
まま予約手続きができるの? 宿泊ホテルは
空港からかなりの遠隔地。路線バスの行き方
がわからない。
どうすればいいの!
あせりまくっているうちに、羽田空港が
見えてきました。何とバスが遅れを少し回復。
奇跡です。目指すターミナルはもうすぐ。
しかし、既に保安検査場に入る時刻ギリギリです。
気持ちは急げですが、杖なので走れないん
です。あ、あそこにいるのは添乗員さんだ。
添乗員さんがテキパキ誘導してくれました。
さらに、空港の搭乗の係りの方がとても親切に
対応してくれました。
ああ、助かったぁ!
長崎空港に、昼過ぎに無事着きました。
これからバスで、最初の観光地・「出島」に
出発です。あのー、今朝から何も食べて
いないんです。機内で食べるお弁当とかを
買う時間がなかったんです。
お腹空いたぁ!
これまで長崎は何度か来ていますが、出島は
初めて訪れました。
出島は1636年(寛永13年)に築造され、
町中のポルトガル人が収容されました。
その後ポルトガル船が来航禁止となり、
1641年(寛永18年)にオランダ商館が平戸
から移転。以降1859年(安政6年)の
オランダ商館廃止までの218年間、
日本と西欧との窓口の役割を果たしました。
上の写真は、HPからお借りした「表門橋」と
「カピタン部屋」(オランダ商館長の部屋)
です。
出島のパンフによると、現在16棟が復元されて
いるそうですが、上の写真はその全体図と
ミニチュア模型です。
復元された建物には当時の商館員の生活が
パネルなどで紹介されています。
復元されている建物の一部です。
上から順に、「筆者蘭人部屋」(書記役の
住まい)、「乙名詰所」(表門から出入り
する人を監視する乙名(管理者)の詰所)、
「組頭部屋・銅蔵」(銅を計量したり梱包
した場所)、「へトル部屋」(商館長次席の
住まい)、「一番船船頭部屋」です。
東京は少し寒かったので厚着でした。
ところが長崎は一転して暑く、このため
着ていた服を脱ぐはめにー。
日本は広い。
上の写真は島内の植樹ですが、もしかして
シャリンバイの実かも。
なぜかほっとしたものを感じました。
しばらく長崎の旅日記にお付き合いください。
(続く)