ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

まつりの記憶 ~埼玉・所沢まつり~

2024-10-15 | まつり・イベント

所沢駅の周辺地区は、東口側・西口側とも、
再開発によってそれぞれ新しいショッピング
ビルができ、街は近代的な商業ゾーンとして
生まれ変わりました。(グランエミオ所沢・
エミテラス所沢)
あっというまに都市化が進んだといった
感じです。



所沢まつりは、明治時代の初めに
山車まつりとして行われたのが
その起源ではないかといわれています。
まさに地域の祭りとして今日にいたって
いるまつりのようです。
今年のまつりはどんな雰囲気か、
期待しながら、駅からプロムナード
デッキを歩いていきました。



まつりの会場が見わたせるところまで
くると、随分な人出です。去年よりも
かなり多い感じがします。
通りの先のほうでは、太鼓・鉦の演奏が
おこなわれているようです。
ワクワクしてきました。







プロムナードデッキを降りて、人混みの中を
進んでいくと、一段とお囃子の音が大きく
なってきました。笛・太鼓・鉦のお囃子に
あわせて、獅子舞が演じられています。





獅子舞に続いて、ひょっとこなどの面を
被った子どもによるユーモラスな踊りが
披露されます。お囃子が心を掻き立てます。





さらに先の会場でも、子ども踊りが行われて
います。子どもたちがまつりに参加する姿には、
なぜか懐かしさが漂います。















山車や神輿の運行は、法被に身を包んだ
大人たちです。熟年者もいれば若者も
います。地域のいろいろな人たちが
まつりの中に溶け込み、まつりを作り
上げている、そんな感じがします。















威勢の良い掛け声は聞こえてきますが。
激しく競り合ったり、ぶつかり合うという
のではなく、曳き手も、舞い手も、囃子方も
担ぎ手も、笑顔があふれています。
誰もが楽しんでいます。
所沢のまつりは、地域のまつりなのですね。


  
まつりを見に来ている家族の中に、
子どもたちの姿がとても多いことに気づき
ました。まつりならではの出店の飲み物や
食べ物を、おいしそうに飲んだり食べたり
しています。

ふと、幼かった頃の我が子の顔が目の前に
浮かんできました。食べることが大好きな
子たちでした。幼稚園や小学校に通って
いた頃です。
とにかく動き回ります。
目が離せませんでした。

どれだけ、まつりに連れて行ったろうか。
食べたいというものを買ってあげたろうか、
あれが欲しい、これをしたいというものを
楽しませてやったろうか。

思い出の中の幼い我が子は、私のすぐ傍に
くっついています。
楽しい思い出をあまり作ってやれなくて
ごめん。

もう昔には戻れませんが、もしも一緒に
行ってくれるなら、家族で旅行をしよう。
まつりがそうした思いを呼び覚まして
くれていました。

コメント
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