相変わらず暑い毎日です。外歩きも、つい億劫に
なってしまいます。そんな中でネットを通じて、
いろいろなブログを読むことができるのは、
楽しいものです。
ブログを読ませていただきながら、見慣れた空の、
思いがけない発見に驚かされたり、忘れてしまい
がちな自然の移り変わりを気づかされたり。
花の風景をブログにすることが多い私にとって、
自然の中に感動を見つけておられる方がたくさん
いらっしゃることを知り、そうした方々との
「つながり」を思わずにはいられません。
今月初めの“たかさん”の「久しぶりの夕焼け」
もそうでした。
もちろんどのブログにも、新しい出会いが
あります。そうしたブログは数え切れません。
年を重ねると体調の良しあしがでてきますが、
これからも皆様のブログを力にして、頑張って
いきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
さて、例によってぶらぶらです。
先日、練馬区の豊島園近くにある
「田島山十一ヶ寺」をぶらっとしてみました。
11のお寺は、元は浅草にあった浄土宗のお寺
「誓願寺」の塔頭で、大正12年(1923年)の
関東大震災後にこの地に引っ越してきたものです。
以前にも、ブログにアップしています。
「としまえん」と言えばかっては、都内でも
有数の遊園地でしたが、4年前に閉園になり、
現在は、その跡地がハリーポッターの
「スタジオツアー東京」と、都立練馬城址公園
になっています。
豊島園駅も素敵にリニューアルされていました。
さて11のお寺の中に入っていくと、
静けさが広がっていました。
一つ一つのお寺はこじんまりとした感じですが、
どのお寺も閑静な佇まいが広がっています。
お庭はどこもよく手入れがされています。
お寺のいくつかには、仏さまの「教え」でしょうか、
言葉が記されています。
最近こうした言葉に我が身を振り返るように
なりました。もはや遅いですがー。
浄土宗のご本尊は阿弥陀如来です。
そのほかにも各寺にはお地蔵さまや、
観音さまなど人々をお救いになる仏さまが
私たちを見守っておられました。
中には、お蕎麦の好きなお地蔵さま?や、
かわいいお地蔵様などが置かれています。
直ぐ上のお像はどなたでしょうか。達磨さま?
この三匹のカメさんたちは、
何を話しているのでしょうか。
訪れたときはサルスベリの花が鮮やかでしたが、
もうすぐ彼岸花が、寺のあちこちに花を開かせる
はずです。
喧騒な日々です。たまには静けさに身を委ねて
みることも必要なのかもしれません。
豊島園駅に戻り、かつて遊園地があったほうに
行ってみました。ここは歴史的には、14世紀末に
築城された練馬城があったところとされていますが、
太田道灌によって攻め滅ぼされて、1477年に廃城に
なったと言われます。
城址公園として整備が進められています。
花壇にはヒメカンゾウの黄色い花が、
ポツンポツンと咲いていました。
ヒメカンゾウは、朝花を開くと、夕方には
萎れてしまう、一日花なんだそうです。
公園入口のベンチで一休みしていると、
隣のベンチで、様変わりした公園を見やりながら、
二人の女性がおしゃべりを楽しんでいました。
「あの頃は、子どもを連れて、としまえんに
遊びにきたものよね・・」
本当に懐かしそうでした。
少し先にいくと、石神井川が流れています。
その川向うに、ハリーポッターをテーマにした
「スタジオツアー東京」がありました。
若い人や外国からの観光客に人気のスポットに
なっているようです。
数百年の時を経て、
まさに「つわものどもが夢の跡」です。
こうしてみると、100年・200年の時の流れも、
あっという間です。
練馬城は14世紀末に豊島氏によって築かれた
そうです。土塁が遺構として残っているそうです。
豊島という地名の由来は、豊島氏からきている
そうで、現在の豊島区の名前に繋がっている
ようです。