昨日(3日)は、埼玉や長野など各地で、雹(ヒョウ)が
降ったんですね。びっくりです。
地域によっては建物のガラスが割れたり、畑の野菜などに
被害があったとか。
被害にあわれた方々は大変だと思います。お見舞い申し上げます。
ところで、各ブロガーさんの写真(花)は、今バラが多いですが、
だんだんアジサイも多くなってきました。
もう6月、そろそろ梅雨入りの時期なんですね。
前回に続き、先日行った牧野記念庭園で撮った草や樹の花です。
ここにシチダンカ(七段花)というアジサイが咲いていました。
シチダンカは、1959年(昭和34年)、神戸の六甲山で再発見
されたものだそうです。ヤマアジサイの一種です。
珍しいんですね。
尖った萼片が重なって星のように見えるのが特徴とか。
名札に、ナルコユリ(鳴子百合)と書いてありました。
花が終わりかけでしたが、初めて見たので、アップしてみました。
これはサイハイラン(采配蘭)というのだそうです。
ランの仲間ですが、ちょっと変わっています。
必要な養分を光合成だけでなく、菌類からも得ていて、
栽培は難しいそうです。
これはコバノズイナ。
垂れ下がった穂状の白い花をつけています。
フユサンゴ(冬珊瑚)です。タマサンゴとも呼ばれます。
秋から冬にかけて赤い実をつけますが、今の時期に
小さな花をつけるんですね。ナス科の仲間で、
花はナスの花に似ています。
これはお馴染みのセンダン(栴檀)の花です。
思ったより、結構大きな木でした。
オモトもよく見かけますが、あまり目立たない植物
ですね。こんな実ができるんですね。
確かネズミモチと出ていたように思ったのですが―。
ネズミモチの花も控えめで、あまり目立った感じがしません。
これはイヌツゲと書いてありました。
小さな白っぽい花をつけています。
イヌツゲは垣根に使われる木ですね。
ひっそりと咲いているのはフタリシズカ(二人静)です。
ヒトリシズカよりも、葉も丈も大きい感じがします。
ムラサキシキブ(紫式部)の花が咲き出していました。
小さな薄紫の花です。秋になると紫色のきれいな実を
つけますね。
争いや諍いに目を奪われている間に、いつのまにか
少しづつ季節が進んでいきます。平和を願わずにはおれません。
シチダンカは六甲高山植物園や神戸市森林植物園でよく見ました。どちらも六甲山にあります。
あすから数日間雨ですね。
シチダンカは、江戸時代に栽培され、シーボルトの
「日本植物誌」に紹介されていたが、その後幻の
花になっていたのだそうですね。
それが、六甲山で再発見されたということですので、
六甲山の植物園では大事な花なんでしょうね。