新疆ウイグル自治区の区都ウルムチにいる趙戈莉から立派なカレンダーが送られてきた。インタネットは昨年のウルムチの暴動以来閉鎖されているので電話した。
この冬の中国の北部は気温が低いようで、あまり雪の降らない西安でもかなり降ったようだが、ウルムチもかなり寒く、-26℃だと戈莉は言い、暖かくなれば-15℃くらいになるでしょうと付け加えた。-15℃で暖かいと言うのだから想像のつかない寒さだ。その中で戈莉は毎日ジョギングをしているのだそうだ。
アルタイはもっと寒く-35度で死者が出るなどのかなりの被害が出ていて、全国的に義捐金が募られているとも戈莉は言った。アルタイは2003年の9月末に新疆最北端にあるカナス湖に行ったときに通ったことがあり、その時にガイドをしてくれていた戈莉から、アルタイでは毎年大雪のために死者が出ると聞いたことがある。
新疆は中国の西北端にあり、面積は中国の省と自治区の中では最大である。国境線は長く、東はモンゴル、北はロシア、カザフスタン、さらに西はキルギス、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタンから南はインドに接している。モンゴルとの国境にアルタイ山脈がある。私が訪れたカナス湖は新疆の最北端のカザフスタンと接する山中にある。
2003年に訪れた時には、ウルムチを出て東進、ジムサルという町に一泊し、翌日さらに北へ向かった。
新疆北部を横断する天山山脈。西はキルギスにつながる。
途中にはジュンガル盆地という広大な平地があり、沙漠になっている。コルバントングト沙漠と言う。ここには野生のラクダなどの野生動物が生息する。
火焼山。名前のように燃えるように赤く見える。おそらくは鉄分を含む土壌だろう。
この日はアルタイで一泊した。アルタイはカザフ族が多いようだった。
アルタイからカナス湖に向かう途中の草原。放牧しているカザフ族の移動式住居、パオ。
新疆の羊肉はおいしいと言われている。
カザフ族の牧夫と墓所。カザフ族は遊牧民で、死ぬと「定住」する。
カナスに近づくと森林が多くなったが、既に黄葉し始めていて美しかった。
カナス湖に注ぐプアルチン川。
夕刻にカナスに到着。翌日はカナス湖周遊。少数民族の図瓦(トワ)族の住居訪問などをして、その日もカナス泊。
カナス湖畔の黄葉。
トワ族の住居。
笛を吹くトワ族の老人。
翌日カナスを発ってジュンガル盆地の西端をたどりながらウルムチに向かった。途中ウルホと言うところに魔鬼城と言う奇怪な地形があった。ヤルダンと言う風食地形だそうだ。
ウルムチを発つときは気温は低く、前夜の雪で街路樹が折れたりしていたが、上海に着くと暑いくらいで、出迎えてくれた唐怡荷は半袖姿だったので、改めて中国の広さを実感した。
この冬の中国の北部は気温が低いようで、あまり雪の降らない西安でもかなり降ったようだが、ウルムチもかなり寒く、-26℃だと戈莉は言い、暖かくなれば-15℃くらいになるでしょうと付け加えた。-15℃で暖かいと言うのだから想像のつかない寒さだ。その中で戈莉は毎日ジョギングをしているのだそうだ。
アルタイはもっと寒く-35度で死者が出るなどのかなりの被害が出ていて、全国的に義捐金が募られているとも戈莉は言った。アルタイは2003年の9月末に新疆最北端にあるカナス湖に行ったときに通ったことがあり、その時にガイドをしてくれていた戈莉から、アルタイでは毎年大雪のために死者が出ると聞いたことがある。
新疆は中国の西北端にあり、面積は中国の省と自治区の中では最大である。国境線は長く、東はモンゴル、北はロシア、カザフスタン、さらに西はキルギス、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタンから南はインドに接している。モンゴルとの国境にアルタイ山脈がある。私が訪れたカナス湖は新疆の最北端のカザフスタンと接する山中にある。
2003年に訪れた時には、ウルムチを出て東進、ジムサルという町に一泊し、翌日さらに北へ向かった。
新疆北部を横断する天山山脈。西はキルギスにつながる。
途中にはジュンガル盆地という広大な平地があり、沙漠になっている。コルバントングト沙漠と言う。ここには野生のラクダなどの野生動物が生息する。
火焼山。名前のように燃えるように赤く見える。おそらくは鉄分を含む土壌だろう。
この日はアルタイで一泊した。アルタイはカザフ族が多いようだった。
アルタイからカナス湖に向かう途中の草原。放牧しているカザフ族の移動式住居、パオ。
新疆の羊肉はおいしいと言われている。
カザフ族の牧夫と墓所。カザフ族は遊牧民で、死ぬと「定住」する。
カナスに近づくと森林が多くなったが、既に黄葉し始めていて美しかった。
カナス湖に注ぐプアルチン川。
夕刻にカナスに到着。翌日はカナス湖周遊。少数民族の図瓦(トワ)族の住居訪問などをして、その日もカナス泊。
カナス湖畔の黄葉。
トワ族の住居。
笛を吹くトワ族の老人。
翌日カナスを発ってジュンガル盆地の西端をたどりながらウルムチに向かった。途中ウルホと言うところに魔鬼城と言う奇怪な地形があった。ヤルダンと言う風食地形だそうだ。
ウルムチを発つときは気温は低く、前夜の雪で街路樹が折れたりしていたが、上海に着くと暑いくらいで、出迎えてくれた唐怡荷は半袖姿だったので、改めて中国の広さを実感した。