中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

シュイ族の村

2010-02-14 08:43:21 | 中国のこと
 2004年の5月に貴州省東南部のミャオ族の祭を見てから南下してトン族の村に行く途中でシュイ(水)族の村に寄った。広東省広州市内を流れる珠江に流れ込む西江の支流である都柳江の対岸にその村はあった。

 シュイ族はチベット系の少数民族で人口は約35万人、主に貴州省南部の三都シュイ族自治県に集中して住んでいる。私が立ち寄った村もこの県にあった。

 シュイ族の集落。




 対岸の村に行くには渡し舟を利用する。数分くらいの距離だから何度も往復していて、馬なども乗せる。


 乗り合わせた村の婦人。68歳だそうで私より少し若かった。毛沢東バッジをつけた元気のよい人で、通訳の馮さんを通じて私が日本から来たことを知ると、「わざわざ来てくれて有難う。村は貧しいけれど私達は良くしようと努力しています。帰ったら皆に話して来てもらってください」と言った。村の幹部だったのかもしれない。

 
 住居。


 このような建物を干欄と言うのだそうだ。


 村の入り口の石碑の前でたむろしていた子ども達。村に入る時に通りかかると、緊張した表情でこちらを見ていたが、「ニイ・ハオ」と挨拶すると,とたんに元気な声で賑やかに「ニイ・ハオ」と返事した。村から出ようとした時には村の中にいて、口々に「バイ、バイ」と笑顔で挨拶した。人懐っこい子ども達だった。


 村を出てまた渡し舟で対岸に渡り南下を再開した。途中で市場があり、民族衣装のシュイ族の女性達が多く見られた。




 市場では竹籠に入れられた仔豚を売っていた。500円くらいの安さで、これを買って帰って食べるのか、飼って大きくするのかは分からない。