Riversideについてです。（その9）

さて話は先程から続けますがこの61年6月25日のセッションは「ワルツフォーデビー」と「サンデーアットビレッジバンガード」の2枚に分けて発売されました。しかし今では研究家の方の為にコンプリートボックスが出ていますしこのセッションのみをコンプリート化した3枚組のボックスセットが出ていた（今発売されているかは知りませんが）のでそれでもよいでしょう。

このセッションについてはあまりにも語り尽くされてはいますがワインを飲みながらというシチュエーションを考えてみると日本なら軽井沢辺りで広大な自然の中で誰か気を許せる人と飲みたいですね。出来ればCDよりもアナログ盤でオーディオ装置にも凝って聴いてみたいと思います。

前にも書いたとは思いますがこの演奏がEvansにとってはLa Faroとの最後の共演で（一応厳密に言えば翌7月にStan Getzとの録音は残されてはいますが）翌月の交通事故によるLa Faroの突然の死でこのトリオも分解してしまうことになります。
とにかく軽井沢や清里辺りに大事な人と旅行に行くのなら騙されたと思って一度お試しあれ。（続く）