saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

Riversideについてです。(その14)

2009-09-09 23:32:35 | 日記
今回は少しChet Bakerを語ろうと思います。彼の最高傑作といえば言わずもがな「Chet Baker Sings」(Pacific)と思われますが意外にもこのレーベルにも録音していて今迄聴いた中では「Chet」が良くハマりました。リズム隊にBill Evans、Paul Chambers、Philly Joe Jonesという最高レベルのアーティストを迎えてスタンダードナンバーを流れるように演奏しています。Evansの確かなバッキングもさることながらChambersの(アルコ奏法を使わないで)オーソドックスなベースライン、Philly JoeのあたかもEvans、Scott La Faroとトリオを結成していた時期のPaul Motianのようにブラシ奏法を用いて流れるように紡ぎ出すドラミングが堪りません。


このアルバムもChetに綺麗な金髪の女性が寄り添っているなんとも印象的なジャケットで気心の知れた人とゆっくりワイングラスを傾けたいと思います。
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Riversideについてです。(その13)

2009-09-09 00:21:58 | 日記
ではBill Evansに続いて主要なアーティストであるCanonball Adderleyを取り上げてみたいと思います。基本的に彼は所謂ファンキーなサウンドが特徴とは思われてはいますが超名盤とされている「Somethin' else」のような繊細なサウンドを奏でる要素も持ち合わせています。ただこのアルバムはMiles DavisがリーダーなのでMilesの色が最も濃いのは否定出来ないのですが。これは僕に言わせると両極端なサウンドでハードリカーか濃いコーヒーのどちらかが合いそうです。

RiversideでもEvansがサイドマンとして参加している作品として「Portrait of Canonball」が挙げられますが最初の「マイノリティ」ではハードバップごりごりといった感じですが最後の「ナーディス」になると曲調の違いもあると思いますが叙情的になりCanonballの別の面をEvansが上手に引き出していると言えるでしょう。

もう一枚のEvans参加のアルバムというと「Know What I Mean」ですがこれはもう名義上CanonballがリーダーになっているだけでこれはもうEvansが全体を引っ張っているアルバムと思います。これもワイングラス片手に聴けないことはないですがこれは前にも書いたとは思いますが昼下がりにコーヒーか紅茶を飲みながらあだち充さんの漫画、特に「タッチ」や「H2」を読みながら聴いてみたいと思います。

Canonballは他のレーベルですがボサノバのアルバムも制作しているのでその内ディスコグラフィーを調べてみたいと思います。(続く)
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