教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

雨後の森で蛇を探す

2012年11月19日 | 自然

前日の大雨がうそのような青空が広がった日
陽だまりで体をあたためる冬眠前の蛇に出会えるかもと
以前短時間で3匹出会えた雑木林に行ってみました。
気温の上昇とともに期待も高まります。



木漏れ日にきらめく小道をゆくと



ウスタビガの繭!美しい黄緑色に素敵な形♪
出会えると嬉しくなってしまいます。
前日の強風のためか地面に落ちていました。

ウスタビガのメスは羽化後この繭につかまって
オスが来るのを待ち、自分の出てきた繭に
卵を産み付けてから一生を終えるのだそうです。
この繭には卵はついておらず、中身は詰まっているように
見え、上からのぞくと茶色いものが見えるような・・。
羽化前だったのかもしれません。



檸檬色に輝く蜂の巣も落ちていました。
キボシアシナガバチのものかもしれません。

下ばかり見て歩いていたら、カッカッと特徴的な鳴き声が
頭上から降ってきました。



大好きなジョウビタキです~!これは男子ですね。
ふっくりしていて愛らしい♪

倒木の下にいるかも、とのぞけば



コカマキリがいました。じっくり見せてもらうと
カマの紫・白・黒の部分がとても気になってきました。
獲物や敵の前に出たとき目くらましのような役目があるのでしょうか。

木が切り倒され、下草が伸びている場所に多かったのは
カラスザンショウの幼木。ミカン科の木だからいるかも~♪



と探してみるとやっぱりいました。
(イモムシが苦手な方は以下ご注意☆)



アゲハの仲間の幼虫です。どうやらナミアゲハのよう。
晩秋にこの大きさ(18mmほど)で冬を越せるのでしょうか?

無事蛹になって冬を越せれば

こんなに華麗な蝶に!

かなり森をうろつきまわった結果目的の蛇には
会えなかったけれど嬉しい出会いはたくさん♪
久しぶりに汗をかいた一日でした。


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