6月最後の教室はこの時期らしいお天気で
大気がしっとり湿っていた一日でした。
11月のグループ彩雲作品展に向け、さらに来月
下旬には長い夏休みが始まるということもあり制作にも
熱が入ります。
仕事を進めれば次の課題が見えてきて、それを克服したら
また次・・と前進し続けられるのが制作のひとつの楽しみですね。
朝のうちは傘がいらないほどのまばらな雨だったので
いつもとは違う道を散策しました。
前回歩いたときはまだ早春でアオキの葉ばかりが
目立っていたこの道も生き生きとした緑に覆われていました。
あっ、オカトラノオ。満開になるこれから、先端が
うなだれて可愛らしい姿になるのですね。
オカトラノオで喜んでいられたのは最初だけ。
日当たりの悪い小道はコシロカネグモたちが水平に
はった巣が多く、それを壊さないようにするのに
濡れた地面にはいつくばったりして大変でした。
ひらけた野原にたどりついたら、雨が降り出して
飛び回っていたモンキチョウのメスが
近くの草に止まりました。
敏感なヒメジャノメも静止。
雨がやんだ途端飛び始めました。
大きなアカボシゴマダラはクズの葉陰で雨宿り。
土砂降りでなければ、暑い晴天よりも
生き物が見つけやすいかも、と思った梅雨の朝でした。
次は10日後。7月の森はどのような表情に変化して
いるでしょうか。