教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

梅雨時のクモたち

2013年06月26日 | 生き物

クモを見かける回数が増えてきました。
苦手な方が多いようですが、かくいう私も
巨大なイエグモ(アシダカグモ)などは
子供のとき見た図鑑のトラウマに加え姿形、
飛ぶようなその動きの速さなど大好きとは
言いがたい・・。でもありがた~い正義の味方!
家の守り神として遠くから見守っています。

ところで、自然観察の森で見かけるクモたちは
種類豊富で私のクモ観をいい方向に変えてくれました。
以下、クモが続きます。
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今の時期よく見られるのはこのクモ。



梅雨のススキ野原にあるこのチマキは
フクログモの仲間の巣のようです。

珍しく姿が見えたので近づいてみると



カバキコマチグモのようです!
体の見えているこの隙間を埋めるべく行ったり来たり、
お尻から糸を吐き出していました。
攻撃的で、咬まれるとひどい目にあうと聞いていたので
これ以上近づくのはやめました。
やはり今まで何度か撮影していたものはヤマトコマチグモ
だったのだな~と一人納得。



美しい巣に水滴がきらめいていたのはギンメッキゴミグモ。
小さな体は名のとおり白銀色!その美しさにしばし見とれました。



森のこみちでよけるのがたいへんな水平の巣をつくる
コシロカネグモ。小さかったのだけれどもしかしたら
オオシロカネグモなのかな?
半透明の緑色の脚や飴色の胸部、白く輝く腹部など
つい見とれてしまうクモです。
この時期になって増えてきました。



池周りの下草のまわりにちらほら出現しているこの巣。
ナガコガネグモの幼体のもののようです。
まだ体が小さいためか隠れ帯もおおまかですね。



めずらしく葉の上にいた立派なゴミグモのメス。
普段は食べかすなどで作ったゴミの隠れ帯の真ん中に
鎮座しているのでどれが体だかわかりにくいのですが。
右側が頭部。お尻近くの突起が面白いですね!



このクモだけひと月前に撮影しました。
黒光りした小さな体、お尻の突起。
ゴミグモのオスのようです。初めて会えたので感激!
クモ界ではオスのほうがとても小ぶりなのですね。

前は苦手だったのに今は見かけると得した気分になるクモ。
見ていると飽きないのです。
ビジョオニグモとかアオオニグモとかトリノフンダマシの仲間とか
まだまだ会いたいものがたくさん!これからの季節も楽しみです。


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