Mさんは心の森を描かれました。
日本画 F4
晩春。小さな家に明かりがともっていますがそれは小川に映る
月あかりより仄かで温か。夜なのに明るい光景はどこか懐かしい。
月夜に輝く森の表現にMさんの繊細な詩的感性を感じる作品です。
近づいてみました。
象徴的、平面的に表した森とやや写実的に表した家と月。その
表現のはざまに悩み掬いあげた形と色は新鮮に感じられながらも
澄みきった空気感はMさんらしい。静かで温もりある物語です。
長いあいだ幅広い画題と技法で詩情豊かな世界を描いてこられた
Mさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のMさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。