キノコがたくさん見られた森には小さな池があり
様々な生き物たちが生息しています。
ヘビにカエル、サワガニにハンミョウ。どの季節に来ても
何かしらワクワクする出会いがありますがこの時は
ふっくらした蝶の蛹の抜け殻がありました。
これはおそらくクロコノマチョウのもの。
近くで数頭飛んでいました。
この日は雨上がり、日なたでじっとしているものも。
オオアオイトトンボもまだ頑張っていました。
池の中を歩き回るハラビロカマキリがいて、ああ。。とため息。
水辺にいるカマキリを見るとハリガネムシに寄生されているのでは
と思い凝視してしまいます。
この時も水に浸かった腹部先端からハリガネムシが出てくるかもと
しばらく見守っていましたがオオアオイトトンボを目で追っているうちに
見失ってしまいました。
雨上がりの森にはだれもおらず
強い日差しのもと一本の木になったように立っていると
自分も自然の一部であると感じることができました。
ぼーっと草むらを眺めていたら糸のようなトンボが視界に入ってきました。
ホソミイトトンボ、で合っていると思います。
越冬するタイプのトンボ。冬の間はこの森のどこにいるのだろう。
コウヤボウキがまだ咲いていました。
この花にはいつもガガンボが集まっている印象なのですがこの時にはおらず
このアザミに驚くほど集まっていました。
胸が蜜柑色のガガンボたち。
名前を調べようと思いましたがガガンボの種類の多さに断念。
ヤクシソウにも集まっていました。
小鳥が歌う香りよい森で小さな生き物たちの営みを見つめていると
心が静かになっていく。秋の森は瞑想にぴったりです。