教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

6月夕暮れ

2014年06月20日 | 散歩

晴れ間にハナショウブが咲いているという公園に行ってみました。


体に対して触角が長~いカミキリムシ。
夕暮れなので影も長い♪


ハナショウブにはいろいろな品種があるのですね。


ここのアジサイは生き生きしていていいな~。


ヤブカンゾウの花は咲き始め


ムラサキシキブの花はどうやら満開をすぎていました。


ミズキの葉にはさまざまなカメムシがいて、この背中のハートマークが
印象的なエサキモンキツノカメムシをたくさん見かけました。
アカスジキンカメムシにも会いたい!


薄暗い杉の林でひときわ目立っていたやや大きめの蛾。
画像検索すると“ウスバミスジエダシャク”に模様がとても似ています。
大きな触角に凝った翅デザイン・・なかなか魅惑的な姿です。

毎年同じ時期、同じ場所を歩いても新しい発見がやっぱりある♪
だから森歩きはやめられません。




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ナスにトンネルが!

2014年06月19日 | その他

大菊のために父がしつらえた棚の上。
この春たくさんの鉢を整理したのでスッキリしてしまい、今では


にゃんきち(女子)が朝寝昼寝。父もビックリな光景が見られます。
キンモクセイが影を落とし風が通るので気持ちいいようです。


起きれば母に大声で居場所を報告


鳴きながらどこまでもついてくる甘えん坊。
言葉がわかればいいのにな~と心から思います。


梅雨のこの時期。植えっぱなしの白百合が貴重な彩り♪

百合の他に楽しみにしていたのはガクアジサイ。けっこうな大株ですが
今年は花芽が全くつきませんでした。葉を見ると病気みたいで心配・・。
本を見ると斑点細菌病の症状、切って消毒しなければならないようです。


大量のアブラムシに驚くほどのテントウムシたちが集まって
心配やら楽しいやら賑やかな今年の梅。実は大きくなりましたが
漬物にするほどの量はなく、来年の実りに期待です。


2株だけプランターに植えたナス。順調に花が咲いて早くも3つ収穫!

と喜んでいたら・・・どれにも直径6mmほどの穴が1~2個あいています。
包丁で割ってみると縦横無尽に長いトンネルが~!
ショックですぐに廃棄してしまい、撮影し忘れました。被害の様子から
調べると食べたのはオオタバコガという蛾の幼虫。他にもいるはず
ですがどうしても見つけることができません。


アケビの近くでまたこの蛾が出現!
ヒロヘリアオイラガです。幼虫に触れると激痛が走ります。
虫が嫌いでないとはいえ・・今年も退場してもらわないといけません。

昨年はチャドクガにも悩まされましたっけ。これからの時期は
いろいろと対策が必要ですね。


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Iさんの日本画完成

2014年06月18日 | 教室風景

Iさんはお孫さんの姉弟の可愛らしい姿を描かれました。


   日本画  F6

まるでこれから舞踏会に行く紳士淑女のような装いの幼いふたりが
無垢な瞳でこちらを見つめています。じっくり時間をかけ細かな質まで
描きわけられた衣装は存在感があり、お顔をより明るく輝かせています。
ひとめ見ただけで笑顔に、またすがすがしい気持ちになれる作品です。

近づいてみました。


何度も何度も塗り重ねた証拠である岩絵の具の凹凸が見られます。
お顔の表情には苦心し、少女の優しさと少年の無邪気さが表れるまで
描いたり消したりを繰り返しました。そのこだわりと下地作り段階の粘り
強さと子供たちへの愛が作品に深い味わいと煌きをもたらしているのです。

枚数を重ねるごとに発色のよさ、強さ、ボリュームが増しているIさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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6月森の紅

2014年06月17日 | 自然

先日歩いた横浜自然観察の森で出会った
紅色のものを並べてみました。


カミキリムシがなんで草原の真ん中に?しかも派手な朱赤!
驚きながら撮影したこの虫はホシベニカミキリ。
タブノキやクスノキを食害するということですが近くにあったかな?
次回探してみようと思います。


今年もめでたく会えたショウジョウトンボ
出現がちょっと遅いな~と心配していました。


早春の花があまりないときに開花して楽しませてくれたオニシバリ
雌株に真っ赤な実が鈴なりでした♪


木によって熟し加減に差がある桑の実。ヤマグワかな?
そういえばクワコの繭や幼虫は時々見かけますが
成虫を見たことがありません。これからが出現期のようなので
今年こそは気をつけて見たいと思います。


紅色じゃなくて黄紅に近いけれど・・ちょうど今が旬のヒメコウゾの実。


木陰に行くと、直径7cmくらいのベニタケの仲間が。


傘の裏はくっきりしたひだで反り返っていました。

山を遠くから見れば濃い緑一色だけれど、中にもぐりこめば
華やかな色がたくさん♪探すのが楽しいです。


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Oさんの新作日本画

2014年06月16日 | 教室風景

Oさんは富士を望む清々しい光景を描かれました。


「富士忍野八海」  日本画  F8

富士の伏流水による八つの湧水池で名高い山梨県の忍野八海。
その周辺から望む風格ある富士の姿を描かれました。晩春の穏やかな
青空に真っ白な雪の残る頂はますます引き立ち、水面にも映りこんで
きらめいています。どこか懐かしく心地のよい風情ある作品です。

近づいてみました。


味わい深い家並を芽吹きの木々が取り囲む様子はとても細やかに、
水面の表情は伸びやかに力強く描かれ、いずれも主人公の富士を
雄大に晴れやかに見せています。粘り強く時間をかけて岩絵の具を
重ねた効果が心に響く生命感となって作品に表れています。

描くごとに作品に迫力が増してきたOさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のOさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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晴れ間の蝶たち

2014年06月15日 | 生き物

前回の教室日は素晴らしい晴天。思ったとおり森には
たくさんの蝶たちが元気に飛びまわっていました。


上郷森の家本館近くの紫陽花はこれからが見頃のようです。


ぐるぐる縄張りを巡っていたモンキアゲハが一瞬休んだところをパチリ♪


名前どおりの白い一文字を輝かせていたイチモンジチョウ


ちょうど目の前に舞い降りてきてくれたテングチョウ
角度によっては紫色に見えたり・・味わい深い翅色と長い顔です。


シロチョウの仲間はたくさん飛んでいました。
アカツメクサにはモンキチョウ


ヒメジョオンにはスジグロシロチョウ
雨後に羽化したのでしょうか、ピカピカです。


マメ科のクララにはルリシジミたちが集まっていました。
卵を産むところを探しているようでしたが産卵シーンは見られず。
この角度から見るアゴ?や眼が可愛い!

これらの蝶のほかたくさんのベニシジミやキタテハも見られました。
蝶はあまりとまってくれないけれどやはり晴れているのはいいですね♪



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Yさんの新作水彩画2点

2014年06月15日 | 教室風景

Yさん初挑戦の人物画を2点ご紹介いたします。


「ある日のおかあさん(一)」  水彩画  F4

モデルとなった女性はYさんがスタッフとして日々密接に関わる
グループホームの利用者さんです。目にした瞬間ハッとさせられる
凄みは肌の質感、表情、眉間や額に刻まれたシワやまっすぐな視線の
真に迫った表現だけでなく、作者の思いの強さからくるものなのでしょう。

近づいてみました。


顔部分は薄塗りによって鉛筆デッサンが生かされ、皮膚の薄さまで
感じさせます。対して輪郭や体の部分に使われた強い黒は画面を
引き締めながら大きな動きをもたらし、作品をいきいきとさせています。
ついその瞳に吸い寄せられてしまう不思議な魅力の作品です。

2点目です。


「ある日のおかあさん(二)」  水彩画  F4

鼻の短さや口幅のひろさ、頬骨の高さ、角ばった輪郭。そんな
外形の特徴だけでなく、女性の内側から発散される強いものまで
とらえるように鉛筆デッサンを繰り返しました。その明るく華やかな
印象で前作とは違った迫力をもつ作品となりました。

近づいてみました。


今作はあまり混色を繰り返さず、水分も少なめのやや不透明な
仕上がりとしました。目と鼻だけに入れられた迷いのない線と
筆先をさばいて勢いよく伸びやかに描かれた髪の毛が作品の
力となっており、女性の生命力をも感じさせます。

水彩絵の具のほかクレパスなど様々な素材を試しながら次々と
人物画を描いているYさん。次の作品も楽しみですね。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中のYさんのページ
前作とともに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。





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6月三回目の教室

2014年06月14日 | 教室風景

心地良い風が吹き、空はすっきりした深い青。
6月三回目の教室日はひと月前に戻ったような上天気でした。


こんな日はよく色も見えて絵の具の乾きも早く制作がはかどります。
9月末の作品展に向けてひたすら前進する皆さん。


Iさん、Oさんの完成日本画作品とYさんの水彩画作品を撮影する
ことができました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

こんな青空を見たのは久しぶりです。


頭上には縄張りを張るコシアキトンボが飛びまわっていました。
もう夏ですね~!

森は賑やか♪ホトトギスやガビチョウやウグイスの歌声が響き
目の前にも見慣れた小鳥たちが出てきてくれました。


熟して落ちた桑の実を拾い上げるスズメに


可愛らしい声でさえずりながら小集団をつくっていたメジロ


地面をとことこ歩いていたこの小鳥は、ホオジロの幼鳥でしょうか?

お昼にはうだるような暑さに。


北東方面に大きな入道雲がわきあがっていましたが
結局この日は傘いらず!小鳥たち以外にもいろいろな生き物に
出会えました。そちらはのちほどご紹介いたします。


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Uさんの新作水彩画2点

2014年06月13日 | 教室風景

Uさんの新作を2点ご紹介したします。


「箱根路 東海道の碑」  水彩画  F6

残雪輝く冬の箱根旧街道に取材した作品です。この道の奥に一里塚
「日本橋より二十三里」があり、さらに進むと険しい登りの石畳が続き
箱根まで行けるのだそう。絵の中では現代的なものは省かれており
江戸時代の旅人に思いを馳せることのできる情緒ある作品です。

近づいてみました。

やわらかい鉛筆の下書きの上にはUさんの感じた冬の色を集めて
滲ませてあります。その複雑な美しい濃淡は寂寥感漂う山林を、
紙の地を残した白は融け残った雪をよく表し自然で実感があります。
道の向こうには何があるのか、考えさせてくれる風景です。


2作目です。

「ミニダイコン」  水彩画  F4

ご自宅のお庭で収穫された若い大根を面白い構図で描かれました。
元気いっぱいに広がる葉、伸びたヒゲ根には収穫したての新鮮さが、
優しくおだやかな表現には育てたUさんの愛情が表れています。
じんわりとした絵の具の広がりが味わい深い作品です。

近づいてみました。


ちりちりとした葉の質感を微妙な筆遣いと水分遣いでみごとに
表現されています。毎回水をひき絵の具を落とし、その広がってゆく
様子を味わいながら描かれています。長年の画材研究の積み重ねが
独自の世界をつくりだし、作品の深みある魅力となっているのです。

絵の具のメーカーはずっと変えず、用紙をいろいろ試されているUさん。
これからの出会いも楽しみですね。
過去の作品は制作順に『上郷の森 日本画教室』内の“作品集”の
中のUさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。 

 


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森の蜜柑色

2014年06月12日 | 生き物

梅雨の晴れ間は小さな生き物に会えるチャンス♪


いかにも何かいそうです!素足で飛び込む気にはなれませんが
見ているとワクワクします。

クリの花は虫たちに大人気!

遠くから見てまさかゴマダラチョウ?と一瞬喜びましたが
よく見れば腹部はミカン色。ウメエダシャクという名前だそうです。
たくさん見かけました。


アケビの葉にとまっているのは・・・!ウラナミアカシジミだ~っと
かけよると


あれ?ぜんぜん違う。風にあおられて翅の表面があらわれると


ビロードハマキだとわかりました。
今年はじめての出会い♪ゼフィルスでなくとも嬉しいです。
それにしても腹側があんなに華やかな色合いだったとは。
今思えば羽化したてだったのかもしれません。つかまっている葉に
蛹殻があったのかな?近々確かめたいと思います。


ウラナミアカシジミはもちろんアカシジミにも会えず
ゆっくり観察させてくれた蝶はこのベニシジミだけでした。

ススキの原でこの時期ならではの蜘蛛に出会いました。
苦手な方はどうぞお気をつけください。
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ヤマトコマチグモです。
脚など半透明の蜜柑色でとても綺麗、黒光りする牙は不気味で
会うたびに見入ってしまいます。
これから葉をちまき状につづった巣があちこちに出現するのでしょう。
梅雨時の楽しみです。


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