教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Sさんの新作水彩画

2014年06月11日 | 教室風景

Sさんは訪れた下諏訪で印象に残った光景を描かれました。


      水彩画  F6

日本最古の神社の一つといわれる諏訪大社。その下社秋宮に取材した
作品です。奥には狛犬を従えた神楽殿と木々が見えますが、あくまでも
主人公は中央にそびえる樹齢800年の御神木です。歴史の刻まれた
木肌の表情、枝ぶり、幅広い緑の葉の表現がじつに細やかで魅力的です。

近づいてみました。


今作は麻紙を使い、水分の吸い込みや発色の違いに戸惑いつつも
見事描ききりました。どこも同じ所がない表情豊かな緑の部分をはじめ
看板の極小文字「根入りの杉」の説明文を読みながら、狛犬の顔を見、
その味わいに和んでいるとつい時間を忘れてしまう楽しく美しい作品です。

画材を変えるとまた表現の幅が広がりますね。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらも
ご覧下さい。


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6月二回目の教室

2014年06月10日 | 教室風景

久しぶりに青空が見れた日は6月二回目の教室でした。


午前中はたくさんの彩雲メンバーがいらっしゃいました。
日本画、水彩画と画材が違い、作品のモチーフも進行具合も違うので
仲間同士の制作を見るのも参考になりますね。


午後はいつもの月曜日らしくのんびり穏やか。
晴れたのでSさんとUさんの水彩画作品を撮影することができました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

この朝は道が空いていて早く到着できたので
いつもとは違うゲンジボタルの谷方面を散策してみました。


鬱蒼とした森は小鳥たちのさえずりで賑やか♪
ちょうど目の前にカラスアゲハでも舞い降りてこないかな~と
いつも思っていますが、これだけ豊かな緑があればわざわざ
舗装された道沿いにとまるわけもありませんね。


道には点々とテイカカズラの花が落ちていました。


メジロたちが夢中で食べていたのは熟した桑の実
この森にはたくさんあります。


久々の太陽を拝んでいるかのようなハスジカツオゾウムシ

ゼフィルスに会いたかったのですが、ベニシジミにルリシジミに
モンキアゲハを一瞬見ただけで蝶はあまり飛んでいませんでした。


でも、オタマジャクシから見事大人になれた
ヤマアカガエルの赤ちゃんを見ることができて満足♪

2月最後の教室日
ヤマアカガエルのカエル合戦を観戦してから
約3ヶ月。産みつけられた大量の卵はオタマジャクシとなって
成長するごとにみるみる減っていき、池によっては干上がって
全滅してしまいましたが・・今年もこうして体長1cmの子ガエルが
上陸したのを確認することができて嬉しいです。


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作品展のお知らせ

2014年06月09日 | その他

明日6月10日(火)から始まる作品展のお知らせです。



油画、日本画、水彩画、パステル画などさまざまなジャンルの
個性豊かな作者が集まる“グループ 絵まるじょん”さんの
記念すべき10回目の作品展です。
今回の共通テーマは『アニバーサリー』。
我々グループ彩雲のメンバーでもあるHさんも出品されています。
お近くの方もそうでない方もぜひ!横浜に程近い会場です。

グループ 絵まるじょん
第10回絵画作品展『アニバーサリー』
2014.6.10(火)~6.15(日)
11:00~18:00
(初日13時~、最終日~15時)

会場:かなっくホール ギャラリーB
    (横浜市神奈川区民文化センター)
   JR東神奈川駅、京急仲木戸駅 徒歩1分


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雨にも負けず

2014年06月08日 | 生き物

この連日の大雨にはまいってしまいますね。
降りだした日はまだそう気温が低くなかったためか
たくさんの生き物に会うことができました。


植物が繫茂してもうすぐ通れなくなりそうな小道。
ここを通ったとき、履いていた長靴に違和感があったので
中をのぞくと2匹もヘリカメムシが入っていてぎょっとしました。
油断大敵!ウェーダーが欲しいな・・・それとも地下足袋?


まだ空も明るく小降りだったときにはベニシジミが動き回っていました。


今年もミズイロオナガシジミに会えました♪
限られた時期にしか会えない蝶なので嬉しいです。


葉陰ではキタキチョウが雨宿り
よく見かける蝶だけれどカップルに遭遇するのは珍しい♪


雨粒をたくさんつけたオジロアシナガゾウムシのカップルや


アカマダラメイガはよく見られました。
黄白色に紅色。小さくてもその華やかな色合いが目をひきます。


まだ残っているイボタの花にはシャワーのように雨が降っている
にもかかわらずコマルハナバチが飛びまわっていました。
その濡れた金色の毛をタオルで拭いてあげたくなります。

乾ききっていた5月から一変、続く雨で森の木々は生き返っている
ことでしょう。でもそろそろやんでほしいものです。


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6月最初の教室

2014年06月07日 | 教室風景

朝10時頃から本格的に降りだした雨は午後の部までやむことはなく
まったく梅雨らしい教室日となりました。


当然のことながら絵の具の乾きは遅く、膠加減も難しいこの季節。
じっくり作品と向き合い、進め方を見直すのによい期間かもしれません。


午後Sさんが水彩画を完成されましたが良い光のときに撮影しなおす
ことにします。作品は後日ご紹介いたしますのでお楽しみに☆

朝、散策したときはほとんど降らず傘が必要ないくらいでした。


久しぶりの森はあたり一面濃い緑!
少し来ないうちに草丈が伸びて通れないような小道がふえていました。


今年は豊作のニワトコの実は真っ赤


直径10cm以上ある艶ピカきのこにも出会いました。
生えていた木はたしかカクレミノです。


裏側から見たところ。軸にはひらひらしたものがついており
白い胴に細かいプリーツの入ったスカートをはいているようでした。
→この画像を見たキノコ好きさんに“ヤナギマツタケ”だと
教えてもらいました。美味しく食べられ、薬効もあるのだそうです♪

お天気の悪いときには嬉しいこともあって

普段は飛び回り続けてまともに撮ることは不可能な
クロスジギンヤンマのオスが静止していてくれました。
なんて美しいヤンマなのでしょう!

この日はお天気のわりに多くの嬉しい出会いがありました。
次にご紹介いたします。

コメント (2)
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再開♪樹液レストラン

2014年06月06日 | 散歩

3月末、淡いピンクのアーチをつくっていたアンズの木には


オレンジ色の果実がたわわに実っていました。


先週頃からこのヒトツメカギバを見るようになりました。
よくよく見れば純白の紙に薄墨をおとしたようで美しい♪


入梅直前の夕暮れ、クヌギとコナラの小道を歩いていたら


コナラの周りを数頭のサトキマダラヒカゲが舞っているのに気づきました。
近づくと・・・


ふわ~っと酸っぱい発酵臭!根元に樹液が出ています。
早くも今年の樹液レストランが開店していました♪

仲良く並ぶサトキマダラヒカゲの上には


コクワガタでしょうか、甲虫がけっこう集まっていました。


やはり樹液の出ていたクヌギの木肌にはヨツボシケシキスイ。
頭部はちょっとコクワガタに似ています。

もっと見ていたかったのですがコガタスズメバチがまとわりつくように
飛んできたので退散しました。
雨上がりにまた行ってみよう♪この季節の楽しみが増えました。


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ユスラウメ実る頃

2014年06月05日 | 生き物

もう10年以上前園芸店で小さな苗木を購入した、ような気がする
ユスラウメも高さが180cmほどになり、立派に成長しました。


緑一色といった六月の庭に貴重な彩りです。
今年もこの実を狙うヒヨドリの様子を見ながらの収穫。
果肉は半透明の赤でサクランボのような爽やかな味わいです。


野良猫にゃんきちは今日も元気に庭を闊歩しています。
姉が作業している手元を熱心に観察し、ちょっと押しのけられると


剪定している私の所へ来て、ここでもかまってもらえずに
プランターの中へ・・すねている顔ですね。
こちらが忙しく動きまわっている時こそ「こっち見て~なでて~!」
・・・あいかわらずおもしろいです。

六月に入り地図で見て以前から興味があった公園へ行ってみました。


さかい川の遊水地です。横浜市って広い!
トンボが飛んでいるのは見えるのですが遠くて
しかも暑い。当然のことながらさえぎるものがないので
歩いて15分ほどの森の木陰に逃げ込みました。


綺麗なサトキマダラヒカゲに


堂々としたイチモンジチョウ


コミスジもいました。今年はよく出会えます。

初めての公園は楽しい♪
半年後にまた行って、冬鳥を観察したいと思える環境でした。


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緑したたる

2014年06月04日 | 散歩

顔面がかゆくてたまらず、とうとう皮膚科に行くと
抗ヒスタミン剤と弱いステロイドを処方されました。
診察時間が短すぎて結局何がなんだかわかりませんでしたが
4日でよくなるよ!とのこと。おかげさまで気分は軽くなり
夕方遅く、いつもとは違う公園に行ってみました。


早春ニリンソウのお花畑が見られる場所はもう濃い緑に覆われて
木道の下の水が見えないほどでした。


スズメがツユムシのような虫を地面に打ち付けていました。
そのたびに獲物の足が取れていき軟らかい部分だけに・・・。
お腹を空かしたヒナがどこかで待っているのでしょうか。


清楚な印象のガクアジサイの下のほうを見ると


葉裏にミスジマイマイ、手前に食事中のクサグモがいました。


ナミテントウの艶やかな背中には夕暮れの空が。


激しく縄張りを争うルリタテハたちを横目に


この蝶はの~んびりと舞っていました。
モンシロチョウより大きい、これはかなり大きいっ!

見ているうちに珍しい蝶なのではと思いはじめ夢中で追いかけました。
帰宅後わくわくしながら本で調べると・・”スジグロシロチョウの夏型メス”
だと判明しました。一般的な蝶ですが春型と夏型があるとは。
目的のトンボやゼフィルスには会えませんでしたが面白いひと時でした。



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ぶんぶん飛び回る

2014年06月03日 | 生き物

せっかくのお休み、出かけたいところでしたがやるべきことはあり
さらに何故か顔中湿疹が出て腫れてしまい・・。
なのでここ最近出会ったハチアブたち見直してを並べてみました。


触角の長~いニッポンヒゲナガハナバチのオス
見かけると嬉しくて追いかけてしまいます。


全身明るい金色なのはコマルハナバチのオス
葉っぱにぶら下がっていたのはどうしてなのかな?


羽音はすごいけれどおとなしく花粉を集めるハナバチの仲間、クマバチ。
その重さでアルカネットがしなっていました。


同じくアルカネットに、ミツバチよりやや小ぶりな白っぽいハチが。
微妙な長さの触角が可愛い♪


ドロバチの仲間でしょうか。
早朝だったのでまだ眠っていたのかもしれません。


ムモンホソアシナガバチかな?今年は縁があります。


ずーっとハチが続きましたが最後の一枚はアブでオオイシアブのオス。
大きくて動きはゆったり、毛むくじゃらなので目立ちます。

蝶に比べてハチアブは見過ごしがちだけれど、つぶらな瞳に
半透明の美しい翅、静止してくれることも多いのでありがたい被写体です。


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川辺で涼む

2014年06月02日 | 散歩

気温の高い日が続きますね。


夕方川沿いを歩くと3羽のカラスがしきりに羽づくろいをして
奥の一羽はあまりの暑さにあえいでいるようでした。


近くの公園は綺麗に草刈がなされ


ところどころに猫が涼んでいました。


白黒さんはベンチの縁でパリパリ爪とぎ中
ちょっと緊張させてしまったようです。


草むらにはキタテハが行ったり来たり


ツマグロヒョウモンも吸蜜に忙しそうでした。


久しぶりに出会ったルリシジミ♪
最後の一枚だけNikon AW-100で、他はすべてPentax K-rで
同じ時間帯に撮影しましたがずいぶん緑の色が違うものですね。

6月になった途端、蚊に刺されてしまいました。春が懐かしいです・・。

 


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