教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

11月最後の教室 疾走するコジュケイ親子

2018年11月20日 | 教室風景

雲が厚くたれこめる薄暗い朝の森をゆっくり歩いていくと


コジュケイの親子が目の前を横切りました。ヒナは速い!
家族は私に気が付いているはずですがこの後三羽続きました。

作品展まで教室は残すところ2回となり
11月最後の回も多くの方が参加されました。


ニカワがすこし固まりましたがこの時期にしては暖かく感じられ
気持ちよく集中して描くことができました。


展示について色々アイディアを出していただいて今年も楽しくなりそうです!
午後にHさんの水彩画作品3点とHさんのパステル画作品3点を撮影しました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

3日前つぼみだったキノコを見に行くと

すっかり傘がひらいていました。やっぱりエノキタケでした☆


野原のはずれにはこんなキノコが。
以前も同じ場所に生えていて、キノコ好きさんに
ナラタケモドキだと教えていただきましたっけ。。


裏から見るとこんな様子。食べられるそうです。


ヤマハゼの若木の葉が赤く色づきはじめました。


これから天気が崩れるのを知っていたのかキチョウはじっとしたまま。

少し雨が降って気温が下がりました。秋が深まってゆきます。


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11月四回目の教室 秋の香り

2018年11月17日 | 教室風景

からりと晴れた朝。露に濡れた森はよい香りがしました。


ウソのさえずりをかすかに聞いたように思いましたが
もう渡ってきているのでしょうか。


黄色い彩りが増えてきました。

11月四回目の教室日は多くのメンバーが参加されました。

午前中は広角で撮影してもすべての方が入りきらないほどでした。
作品展直前!出品作が出揃ってきました。
Mさんの日本画作品、Nさんの水墨画作品、Kさんの日本画作品、
Sさんの水彩画作品、Aさんの日本画作品、Mさんの水彩画作品
6点を撮影しました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


午後は半数の方がお帰りになった後に室内撮影を忘れていたのに気が付きました。
毎年のことなのに作品展の前はいつもあたふたしてしまいます。


カッ カッ カッ

中庭で愛らしいジョウビタキが縄張りを主張していました。


食べ物探しに夢中のタイワンリス


うっとりと何を食べているのでしょう?


だいぶ傷んでしまっているこの木のうろの部分は
ときどきキノコが出るので要チェックの場所


この日はこんなキノコが。エノキタケなのかな?

秋が深まる森。明るく清々しく感じられます。


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Oさんの新作日本画

2018年11月15日 | 教室風景

Oさんは宮島の名社を描かれました。


「厳島神社」 日本画 P15

引き潮の水面は穏やかで青空を濃く社を鮮やかに映しています。
力強く伸びやかにひかれた線が神社の圧倒的な存在感を明快に
表しています。Oさんらしい華やかな色遣いにひきこまれます。

近づいてみました。

手前から奥まで重なる印象的な柱をさまざまな質の赤で描き分け
錦に彩った水の表情も神々しいまでの壮麗さです。深い感動と
場の醸し出す晴れやかな雰囲気を余すところなく表現されました。

どの作品も骨太で真っ直ぐな表現のOさんの過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中のOさんのページ
に制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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11月三回目の教室 リンドウ咲き出す秋の森

2018年11月10日 | 教室風景

朝降った雨で濡れた草をかき分け歩くとたくさんのひっつきむしが
ひざ周りにくっつきました。秋が深まってきましたね。


花がまだあるのはヒメジョオンやアメリカイヌホオズキ、
枯色はアキメヒシバ、エノコログサ、赤っぽいのはイヌコウジュ。

大規模な工事のため一年半前は更地だったこの野原。
今では多種多様な植物がひしめいていて見るたび勢力図が変わって
いるよう。この場所で昔は多かったジャノメチョウが激減したように
感じられて他にも影響を受けている生き物がいるのではと思います。

午前中は明るい曇りで暑くもなく寒くもなく。空調いらずの
素晴らしい制作日和でした。

12月4日より栄区民文化センターリリスで始まる「第18回グループ彩雲作品展」。
今回は大きな作品を出品される方が多くいつもとは違った雰囲気になるかも
しれません。実際展示しなければわからないことも多く今から楽しみです。


いよいよ完成作品が増えてきました。あいにく午後は雨が降ってしまった
ので撮影できたのは午前中だけ。OさんとHさんの日本画作品一点ずつです。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

高いところにトンボが飛んでいましたがチョウは見あたらず。
ナナフシでもいないかな~と歩き回っていたら


リンドウに出会いました。今年は早いかな?


若いツタウルシの葉っぱは色づき存在感がありました。危険キケン!


あっ、きのこ!下の方にぐるりと古いものも見えます。
道端のこの木はエノキだったような。。


エノキタケ、で合っていると思います。
軸は焦茶色でビロードのようでした。

まだ暖かいけれどもう晩秋。飛ぶ虫も減ってさみしくなります。

コメント (2)
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秋の空色イシミカワ

2018年11月09日 | 散歩

秋らしい空が広がっていた日は風が強く


ススキの穂がゆれて煌めいていました。

久しぶりの親水公園。川沿いの道をゆくと


イシミカワの実に出会いました☆


素敵な青。。
普段の散歩道ではほとんど見かけない植物です。
タデ科の一年草で茎には鋭いトゲがあります。


実はまだ若いよう。10日後くらいにまた見に来れるかな?

ツル植物の実りは他にもあって


大好きなノブドウ☆


この葉っぱはシオデ


やっと見つけた実は右半分だけの線香花火のようでした。
よく見かける植物なのに実がぎっしりついたものにはなかなか出会えず。


春の花のカイドウが咲いていて驚きました。


トサミズキまで!

秋と春の彩りが同時に見られた河原散歩でした。

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Uさんの新作水彩画3点

2018年11月08日 | 教室風景

Uさんの新作水彩画を3点続けてご紹介いたします。


「祈り」 水彩画 F6

堂々たる佇まいの苔むした紅葉の古木。秋の澄んだ光が影の帯を
つくり彩りを華やかにみせています。カエデ以外の葉は遊び心
ある色と線描で表しあたたかみと風情のある作品となりました。


近づいてみました。

淡い紫色のレザック紙に描くという初の試み。紙の個性が紅葉
の周りの様子を想像させます。色味を絞り墨を使い分け暗部を
強調しました。いつもの白い紙とは一味違う世界が現れました。

2点目です。

「希望」水彩画 F6

眼下に磯子の街並み、遥か彼方に東京湾。地元の山の頂から見た
初日の出です。神々しいまでの光が画面いっぱいにあふれており
人いきれや目覚め始めた街の活気を感じる希望に満ちた作品です。

近づいてみました。

その場で感じとった大きなエネルギーや思いを、水をたっぷり
含ませた筆でおおらかに表現されました。年始の冷涼な空気と
きらめきが表された気持ちが晴れ晴れとなる明るい作品です。

3点目です。

「心」水彩画 F4

栗のデッサンから始めた本作。普段のやわらかい調子でイガの
具合を描いていた途中、画面にたたきつけるような強い染みを
のせました。よく見れはお顔も。様々な思いがこめられています。

近づいてみました。


モチーフに何を選びどのように描こうとも自分の内を見つめる
ことになる制作。心のざわめきが筆先を通って立ち現れるのは
自然なことで描きながら心が落ち着くことも。正直な作品です。

いつも新しい技法に取り組み素材を味わい楽しんでおられる
Uさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のUさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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11月二回目の教室 カマツカの実り

2018年11月06日 | 教室風景

朝から雨が降ったりやんだり。雲間からお日様が顔を出すときもあり


青白く湿った森を歩くと汗ばみました。

11月二回目の教室日は目まぐるしくお天気の変わる
気温と湿度が高めの一日でした。

作品展初日まで一か月をきりました。出品作を制作中の方は
いよいよ追い込み☆午前午後通しで制作される方も。


でも焦りは禁物。絵の具の乾きが遅いこのような日はなおさら慎重に。。
仕上げ間近だからこそ作品と距離をとりたいですね。

秋の森の赤い実といえばガマズミがめだちますが

カマツカの実も赤く色づきはじめました。


さすがバラ科、実の姿がリンゴのようです。


カマツカを観察していたらとびだしてきたアオジ

この日何度もコジュケイの家族に遭遇しましたが撮らせてもらえず


モデルになってくれたのはヤマトシジミ。
だいぶ鱗粉がおちて模様がぼやけルリシジミのように見えました。


寄生されてぶつぶつが浮き出たヌルデの葉
下には真っ赤なキンミズヒキの葉

小鳥でにぎやかな森に秋色がふえてきました。




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川沿いの色 秋のチョウたち

2018年11月04日 | 生き物

秋空が広がった日、久しぶりに水辺の公園に行きました。


朱赤の実りは何だろうと近づくと


ハナミズキの実でした。


川の向こう岸には果敢に狩りをするカワセミ


数を増やしながら北上し房総半島南部などで越冬するというウラナミシジミ。
このコはどこからやってきてどこへゆくのでしょう?


ベニシジミ2頭は地面の上で追いかけっこ
次の世代を残すために頑張っています。


ジニアはチョウたちに大人気
この時はツマグロヒョウモンのオスに


なんて美しい模様!


ヒメアカタテハがやってきていました。

懸命に蜜を吸うチョウたちを眺めていると不思議と元気がもらえます。


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11月最初の教室 ガマズミ色づく森

2018年11月03日 | 教室風景

小鳥のさえずりを聴きながら朝の森をゆくと


真っ赤な実が鈴なり!


ガマズミの実が熟していました。

爽快な青空が広がった11月一回目の教室日。やや涼しいものの
暖房はいらない制作日和でした。


それでも皿の上のニカワが固まりだして秋の深まりを感じました。
作品展まであと一か月!出品作制作中の方はいよいよ完成間近です。


午前中にUさんの水彩画作品3点を撮影しました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

2週間前に歩いたときは突然アブラゼミが鳴いたりして
夏の名残りがわずかに感じられましたが

こんなにセイタカアワダチソウが咲いているのにチョウが少ない。
この花の見頃は10月末と思っていましたが新しい穂が出ていました。


まだ気温が低かった朝、翅を広げて体を温めていたキタテハ


アキアカネも日向ぼっこ


日陰にいたウラギンシジミは微動だにせず


タイワンリスは朝から元気!
恋の季節なのかあちこちで追いかけっこをしていました。

木々が葉を落とし飛ぶ昆虫が減って。。木漏れ日が美しい季節です。





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里山散歩で猫に会う

2018年11月01日 | 散歩

久しぶりに母とふたりで里山を歩きました。

駐車場からすぐのところで

眩しそうなサビさんに会いました。
かぼそく鳴きながら尻尾を立てて歩き前足で地面をふみふみ。


以前ヘビを見た神社にお参り。
あいかわらず人けがなくしっとりとしていて心落ち着く場所でした。

人が集まっていたのが


このお花畑。色とりどりです☆


近づいてみれば全てコスモスの仲間でした。
素敵なお花畑にこの時は不思議とチョウが見当たらず


近くのセイタカアワダチソウにキタテハやヒメアカタテハが
いるだけでした。こちらの蜜のほうが美味しいのでしょうか。


枝のてっぺんでモズのメスが鳴き続け、時折羽ばたいていました。
冬越しの縄張りを形づくるのに初秋の今が大切な時期なのだと
以前NHKの「ダーウィンがきた」でみましたっけ。


神社の近くで年若いキジトラ猫にも会いました。
鼻先の焦げ茶具合、顔長め、目つき鋭め、鳴き声大きめのところが
にゃんきちに似ています。このコは男の子かな。


腰と膝が痛いといいながらクヌギの実を拾うときは忘れている母。
両手にトレッキングポール、首からデジカメと双眼鏡を提げ
歩みはとてもゆっくりです。

一緒に歩けるこの時間を大切に、心に刻もう。
何気ない平和なひとときがほんとうにありがたく感じられます。

コメント (4)
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