
今日は、南日高の楽古岳を13年ぶりに再訪した。日高山脈には尖った山は多いが、南日高ではこの山が随一であろう。六花亭の包装紙の絵を描いている坂本直行画伯のこよなく愛した山としても有名である。
私にとってのこの山は、山を始めて3年目に、日高山脈主稜線上の山で一番先に登った山である。この13年間で日高山脈主稜線上の山名のある山すべてを踏破した今となっては、いわば、私の日高山脈の原点の山である。
お礼参りの意味でも本来はコイボクシュメナシュンベツ川からの再訪を考えて出掛けたが、前日の貫気別岳で地形図を濡らしてボロボロにしてしまい、使い物にならず、やむなく夏道をピストンした。それにしても、急な山である。

太陽には恵まれなかったが、高曇りの下に南日高の全ての山々がくっきりと迎えてくれた。明日からの天候が思わしくないので、下山後、帰路に就いたが、9時間の運転の方がきつかった。