癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

お礼参りの弥彦神社と弥彦山

2008年07月03日 | 登山・旅行
この度、大腸癌が見つかり手術のために入院した日にNi君から越後一宮の弥彦神社の御守りが届いた。彼が弥彦山(638m)に登ったときに購入したとのこと。

今回の山旅では、この弥彦神社に是非とも元気で山登りができるようになったお礼参りをしようと思っていた。2時間ほど走って弥彦神社に着いたら、雨がすっかり止んでいた。まずは全国ブランドの歴史と由緒ある荘厳な神社にお参りをする。当初は、神社だけにしようと思っていたのだが、Ni君が弥彦山に登ったことを思い出す。しかし、下から登る気力と時間的余裕はない。そこで、ロープウェーを利用することに。山頂駅から700mを歩いて弥彦神社奥宮の祀られている頂上へ(画像)。

まずは、奥宮にもお参りし、すばらしい展望を堪能する。広々とした越後平野を挟んでこれまでに登った粟ヶ岳、守門岳、浅草山が見え、佐渡島も見えている。

下山後、明日の新潟市内観光と明日の夜のNi君との打ち上げに備えて、道の駅新潟ふるさと村に落ち着く。明後日のフェリーで帰路に就く。

飯豊連峰の連なりを堪能の二王子岳

2008年07月03日 | 登山・旅行
今回の山旅の最後は、飯豊連峰の連なりを真横から眺められる二王子岳(1420m)。古来より下越地方の里人には作神様の宿る山として厚く信仰されてきた山である。

今日の天気予報は 「曇り後雨」。しかし、朝起きたら青空が広がり、目指す山もくっきりと見えている。午前勝負と5時に、二王子神社前の登山口を出発。

初めは見事な杉林の中を進む。登山道は土嚢や現地調達の樹木利用で小まめに手入れがなされ、極端な急登もなく、気持ちよく歩くことができた。今回の山旅のきっかけとなった、今日で見納めとなるヒメサユリも待っていてくれ、頂上手前にも咲いていた(画像)。

頂上に着いたときは青空が広がり、太陽も照って、この山の魅力である飯豊連峰の連なりが一望できた。この2日間に登った飯豊本山やえぶり差岳や昨日辿った足の松尾根も見えている。特に昨日越えた鉾立峰の尖った形が印象的だ。最後の山だとの思いとポカポカ気分に去りがたかったが、青空がどんどん少なくなってきたので、下山開始。8合目辺りから次々と7人が登ってくる。5合目辺りから雨が落ちてくる。カッパを着るほどではなかったが、登山口まで下りて来たら本降りになった。朝駆け速攻作戦大成功。登り2時間40分、下り2時間10分。

11時前ではあったが、新発田温泉あやめの湯で汗を流し、雨の中をお礼参りの弥彦神社へ向かう。