鯨山(610m)陸中海岸青少年の家を起点とする周回コース

吉里吉里海岸から眺める鯨山
この鯨山は、三陸のリアス式海岸から一気にせり上がる山である。釜石市の北隣の大槌町と山田町の境界にある。これまでの山はすべて奥深い山ばかりだったので、低山ながら非常に新鮮な感じである。
山名の由来は、山容が見る角度によっては鯨を想像させることによるらしい。しかし、鯨山伝説もある。昔この地で流行病が発生したときに、浜に打ち上げられた鯨を食べたら元気になったという謂れがある。近くには鯨山神社とか小鯨山、鯨峠といった地名もある。
低山ではあるが、登山口の標高が100mなので、標高差はこれまでの山と大差はない。

いくつかのコースがあるようだが、良く利用されているという山田町にある陸中海岸青少年の家を起点とする周回路を歩いた。登りは林間尾根コース(上図の北側のコース)、十文字分岐から山頂の間は往復し、下りは大沢川コースを周回した。
6:10スタート、登り1時間35分、下り1時間10分、山頂休憩15分、9:10ゴール。

登山口となる陸中海岸青少年の家と左上に鯨山山頂部を眺める。

アカマツ林の中の快適な尾根を登って行く。上の方は露岩も目に付く。
青少年の家の登山会などで利用するせいか、標識類は非常に充実している。

十文字分岐上から山頂部を見上げる。この下の十文字分岐のコルから急な登りが続く。

それほど危険とは思わないが、安全のために、ロープが張られているところが多い。

最近設置したと思われる新しい鎖が数ヶ所。これが最後の鎖場でここを越えると山頂に出る。

山頂手前の鯨山神社奥宮。

山頂から見下ろす吉里吉里海岸線。

反対側には早池峰山方向の展望。

山頂標識はないので、三角点の前で、鯨山神社の鳥居をバックに。

十文字分岐からは大沢川コースを下ったが、ほとんどが林道跡のような広い快適な道だった。

途中から林道に合流するが、下から高校の山岳部と思われる一行が登って来た。こちらが歩いたコースと逆回りをするらしい。
ちょうど3時間でゴール。次の兜明神岳は、移動距離は100km以上あるが、短時間で登れるようなので、そのまま向かった。
高速の三陸道を宮古まで、その後は盛岡に抜ける国道106号を走った。登山口のある道の駅区界高原まで走ったが、市町村合併で、海岸から盛岡市との境界までの70kmが宮古市になっているのにも驚いた。1つの市町村で70kmはあまりないと思う。
◎吉里吉里の地名について
釜石市の北隣の大槌町の大槌駅前駐車場で朝を迎えた。東北大震災の津波で被災したようで、駅舎も駅前付近の町並みも新しくなっていた。
町内に吉里吉里という地区があった。昔、井上ひさしの「吉里吉里人」という小説で有名になった地名だが、小説の舞台はここではない。
地名は、アイヌ語説もあるが、海岸の鳴き砂のキリキリという音に由来するというのが有力らしい。それにしても、吉里吉里小学校とか中学校もあったが、なんとなくおもしろい。
◎兜明神岳(1005m)区界高原周回コース

国道106号から眺める鋭く岩峰を突き上げる兜明神岳。
山名は山頂部の岩が武者の兜に似ていることからつけられたもので、麓には牛馬守護神の兜神社がある。
登山口は、区界高原ウォーキングセンターである。いくつかのコースが用意されているが、ここは登山コースではなく、ウォーキングコース
となっている。それもそのはず、すでに標高が750mなので標高差は250mしかない。
しかし、最後の岩場はロープなどはなく、自分でルートファンディングしながらのロッククライミングもどきを楽しんだ。

時計回りにタラボコースを登り、草原コースを下った。
11:15スタート、登り40分、下り35分、12:35ゴール。

登山口駐車場から区界高原ウォーキングセンターや案内板等を眺める。

広く快適な道を進む。すぐ前を先行するご夫婦を追い抜く。

やがて、昔のスキー場のゲレンデ跡を登る。

山小屋が建ち、広く平坦な「かぶと広場」が現れる。上から2人が下りてくる。

広場からは少し登山道っぽくなる。

左手の岩を巻くと、山頂岩場への取り付きだった。

岩場の根元から山頂までの岩壁を見上げる。上に見える石祠が頂上のようだ。ロープ等はない。登りやすそうな所をルートファンディングしながら登って行く。手掛かりや足掛かりがあって難しくはないが、下りは怖かった。

左側から登って行ったら、頂上とは別の石祠があった。そこからは岩手山が見えた。

山頂の下から早池峰山を眺める。

三脚は立てられないので、山頂の祠と一緒に自撮り。展望はすばらしいが、尻がムズムズして落ち着かない。

下を見下ろすと、さすがに怖い。慎重に下り終えた所へ、途中で追い越したご夫妻が登りに就いた。

自分も同じところを進んだが、行き止まりだった。やはり同じようなルートを取るもんだ。後ろから「そこは行き止まりですよ」と声を掛けた。

同じように左側から登って行った。

帰りは、かぶと広場から草原コースを下った。
ゴール後、近くには温泉はない。先に道の駅区界高原でブログアップ作業に採り組んだ。
明日は、やはり北上山地の安家森の予定である。そちらに移動する途中で温泉をみつけたら入るつもりだ。それにしても、昨日も今日も涼しくて、ほとんど汗を掻かなかった。

吉里吉里海岸から眺める鯨山
この鯨山は、三陸のリアス式海岸から一気にせり上がる山である。釜石市の北隣の大槌町と山田町の境界にある。これまでの山はすべて奥深い山ばかりだったので、低山ながら非常に新鮮な感じである。
山名の由来は、山容が見る角度によっては鯨を想像させることによるらしい。しかし、鯨山伝説もある。昔この地で流行病が発生したときに、浜に打ち上げられた鯨を食べたら元気になったという謂れがある。近くには鯨山神社とか小鯨山、鯨峠といった地名もある。
低山ではあるが、登山口の標高が100mなので、標高差はこれまでの山と大差はない。

いくつかのコースがあるようだが、良く利用されているという山田町にある陸中海岸青少年の家を起点とする周回路を歩いた。登りは林間尾根コース(上図の北側のコース)、十文字分岐から山頂の間は往復し、下りは大沢川コースを周回した。
6:10スタート、登り1時間35分、下り1時間10分、山頂休憩15分、9:10ゴール。

登山口となる陸中海岸青少年の家と左上に鯨山山頂部を眺める。

アカマツ林の中の快適な尾根を登って行く。上の方は露岩も目に付く。
青少年の家の登山会などで利用するせいか、標識類は非常に充実している。

十文字分岐上から山頂部を見上げる。この下の十文字分岐のコルから急な登りが続く。

それほど危険とは思わないが、安全のために、ロープが張られているところが多い。

最近設置したと思われる新しい鎖が数ヶ所。これが最後の鎖場でここを越えると山頂に出る。

山頂手前の鯨山神社奥宮。

山頂から見下ろす吉里吉里海岸線。

反対側には早池峰山方向の展望。

山頂標識はないので、三角点の前で、鯨山神社の鳥居をバックに。

十文字分岐からは大沢川コースを下ったが、ほとんどが林道跡のような広い快適な道だった。

途中から林道に合流するが、下から高校の山岳部と思われる一行が登って来た。こちらが歩いたコースと逆回りをするらしい。
ちょうど3時間でゴール。次の兜明神岳は、移動距離は100km以上あるが、短時間で登れるようなので、そのまま向かった。
高速の三陸道を宮古まで、その後は盛岡に抜ける国道106号を走った。登山口のある道の駅区界高原まで走ったが、市町村合併で、海岸から盛岡市との境界までの70kmが宮古市になっているのにも驚いた。1つの市町村で70kmはあまりないと思う。
◎吉里吉里の地名について
釜石市の北隣の大槌町の大槌駅前駐車場で朝を迎えた。東北大震災の津波で被災したようで、駅舎も駅前付近の町並みも新しくなっていた。
町内に吉里吉里という地区があった。昔、井上ひさしの「吉里吉里人」という小説で有名になった地名だが、小説の舞台はここではない。
地名は、アイヌ語説もあるが、海岸の鳴き砂のキリキリという音に由来するというのが有力らしい。それにしても、吉里吉里小学校とか中学校もあったが、なんとなくおもしろい。
◎兜明神岳(1005m)区界高原周回コース

国道106号から眺める鋭く岩峰を突き上げる兜明神岳。
山名は山頂部の岩が武者の兜に似ていることからつけられたもので、麓には牛馬守護神の兜神社がある。
登山口は、区界高原ウォーキングセンターである。いくつかのコースが用意されているが、ここは登山コースではなく、ウォーキングコース
となっている。それもそのはず、すでに標高が750mなので標高差は250mしかない。
しかし、最後の岩場はロープなどはなく、自分でルートファンディングしながらのロッククライミングもどきを楽しんだ。

時計回りにタラボコースを登り、草原コースを下った。
11:15スタート、登り40分、下り35分、12:35ゴール。

登山口駐車場から区界高原ウォーキングセンターや案内板等を眺める。

広く快適な道を進む。すぐ前を先行するご夫婦を追い抜く。

やがて、昔のスキー場のゲレンデ跡を登る。

山小屋が建ち、広く平坦な「かぶと広場」が現れる。上から2人が下りてくる。

広場からは少し登山道っぽくなる。

左手の岩を巻くと、山頂岩場への取り付きだった。

岩場の根元から山頂までの岩壁を見上げる。上に見える石祠が頂上のようだ。ロープ等はない。登りやすそうな所をルートファンディングしながら登って行く。手掛かりや足掛かりがあって難しくはないが、下りは怖かった。

左側から登って行ったら、頂上とは別の石祠があった。そこからは岩手山が見えた。

山頂の下から早池峰山を眺める。

三脚は立てられないので、山頂の祠と一緒に自撮り。展望はすばらしいが、尻がムズムズして落ち着かない。

下を見下ろすと、さすがに怖い。慎重に下り終えた所へ、途中で追い越したご夫妻が登りに就いた。

自分も同じところを進んだが、行き止まりだった。やはり同じようなルートを取るもんだ。後ろから「そこは行き止まりですよ」と声を掛けた。

同じように左側から登って行った。

帰りは、かぶと広場から草原コースを下った。
ゴール後、近くには温泉はない。先に道の駅区界高原でブログアップ作業に採り組んだ。
明日は、やはり北上山地の安家森の予定である。そちらに移動する途中で温泉をみつけたら入るつもりだ。それにしても、昨日も今日も涼しくて、ほとんど汗を掻かなかった。
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