今日は、5/12以来、今年2度目の城岱スカイラインのヒルクライムにトライ。目指す城岱スカイラインの上空は厚い雲で覆われていたが、平野部は晴れていた。
今日の目標は、城岱スカイラインの入口から展望台まで、1時間を切ることに設定。そのために、立ち止まってカメラのシャッターを押す以外は休まないようにした。結果、これまでで最速の54分で展望台に到着することができた。これが今後の目標になる。
ヤマレコで採ったログ・・・スカイラインの下りはスピードは速すぎて、途中直線になっている。
当初の予定は、城岱スカイラインをそのまま下って大沼を1周して国道5号を戻る予定だった。ところが、展望台を出発して最高地点を越えようとしたら、雨が降ってきた。雲の様子を見たら、大沼の方へ下りても雨に当たりそうなので、そこから戻ることにした。
上の方は雨の中のダウンヒルとなったが、下まで下りたら平野部は晴れていたので、帰路は、七飯の道の駅の方へ走り、北斗市の千代田方面へ直線的に続く道路から久根別へ抜けて、国道228号を戻った。走行距離50.9km、所要時間4時間05分だった。朝8時すぎに出たので、昼には帰宅することができた。
家から登り勾配の12kmを1時間で、スカイライン入口に到着。ここから展望台までの7.3kmは、きじひき高原の入口から展望台までの距離とほぼ同じである。しかし、標高差がこちらは410mしかないが、きじひき高原の方は480m。当然、こちらの方が平均斜度は緩やかなはず。だから、休まないでも登り切ることができたのであろう。
これまでの経験から、ヒルクライムの部分はギヤを勾配に合わせていちいち調整するのではなく、下り部分以外は前2×後4で固定して登った方が楽だということが分かったので、今回もそうした。
スカイラインの標高300m付近からきじひき高原とそこまでのヒルクライムで利用する道路が走る尾根斜面を眺める。
そのすぐ上から函館方向を眺める。眼下は七飯町の市街地。
これまでの最高タイム54分で展望台に到着。右は七飯岳山頂部。
展望台そばに放牧されている牛。
展望台入口から先の最高地点(568m)から正面に山頂部を雲に覆われた駒ケ岳が見える。
ここから大沼方面へ下ろうと思ったら雨が降ってきた。大沼へ下りても雨に降られそうな感じだったので、来た道を戻ることにした。
展望台下の牧場の牛と函館山を眺める。平野部は晴れているが、この時はここは雨だった。
雨の中のダウンヒルとなった。ジャンパーを着ていたが、冷えてしまった体と手が温まるのに多くの時間を要した。平野部は晴れていたので、そのまま帰るのもったいないし、物足りない。そこで函館新道の側道を北上し、道の駅なないろななえの前から新前函館北斗駅に通じる道路を走り、そのまままっすぐ清水川~千代田~久根別と走って、国道228号へ抜けて帰ることにした。
国道5号から新函館北斗駅へ通じる道路沿いにサルビアをずっと植える作業をしていた。
清水川~久根別間の道路は、松前藩時代には松前方面から奥地に向かう旅人の幹線道路で、開拓の歴史も古い。その証拠を残す神社をカメラに収め、説明板も読んで、歴史の勉強もしながら走った。
「清水川稲荷神社」・・・清水川開祖の一人東山熊五郎が万延元年(1860年)に清水川に定住した際に勧進した。
当時の清水川の東側一帯は、箱館の高龍寺の水田となっていた。この千代田へ向かう清水川道路・用水路は、当時の水田造りの際に整備された。
「千代田稲荷神社と藤田翁頌徳碑」・・・神社は、寛政6年(1793年)に勧進。明治9年に村社となる。
藤田市五郎翁は、開拓精神に富み、この地区の農業発展の基礎作りに励んだとされる。明治44年(1911年)ケチャップの製法に取り組み、温室栽培を取り入れ、昭和6年には、ピューレ(ケチャップの原料)の製造に成功し、年間25,000(ビール瓶相当)を生産し、函館五島軒と契約して納入したとのこと。
「千代田の庚申塚」・・・北斗市の庚申塚は本郷、市渡、文月、千代田にあり、本郷が寛政8年(1796)建立で一番古く、2番目は文月の文化9年(1812)、ここ千代田は嘉永3年(1850)である・・・いずれも江戸時代のもので、昔の旅人が多く通った名残である。
「一本木稲荷神社」・・・ここも寛政年間(1789年~1801年)の勧進。
「一本木地名由来の木」・・・この地にあったアカダモ(ハルニレ)の大木から名付けられた。このことは寛政3年この地を通った菅江真澄の旅行記ににも記されている。
それにしては細いなと思ったら、昭和29年の洞爺丸台風で倒れたが、その根元にあった稚樹が、成長してこの木となったようだ・・・納得!
五稜郭駅のこ線橋の上から、七飯岳下の城岱スカイラインの走る尾根斜面を望む。
今のMTB(マウンテンバイク)は20年ほど前に買ったものだが、今年になって一番活躍している。新型コロナの影響で、山旅にも歩き旅に出られないこともあり、利用する機会が多くなっている。太腿に一番負荷が掛かるので、楽しみながらそれが登山や歩きやクロカンスキーのトレーニングになっていれば最高である。今後もこのヒルクライムとロングライドを組み合わせて、雪が降るまで続けたいものである。
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